前方

全て 名詞
18,007 の用例 (0.02 秒)
  • しかし前方の闇はそのためになお一層暗くなり街道を呑みこんでしまう。 梶井基次郎『梶井基次郎全一巻』より引用
  • それまでおとなしく雪の上に立っていた吉田は、急に前方へ走りだした。 黒島伝治『雪のシベリア』より引用
  • するとはるか前方に、炎が鈍い光を放って燃えているさまが見えてきた。 バローズ『火星シリーズ02 火星の女神イサス』より引用
  • 二人がそんな会話をわしているところに、前方から三人目が現われた。 山本弘『妖魔夜行 戦慄のミレニアム(下)』より引用
  • しかし前方にはただ二つの燐火のような例の黒い男の眼光があるだけだ。 魯迅『阿Q正伝』より引用
  • わたしたちはついに町の門を過ぎて、前方にある丘をのぼり始めました。 ゴーチェ・テオフィル『世界怪談名作集』より引用
  • 脚の二本は、前方左右に並んでおり、もう一本の脚は、うしろにあった。 海野十三『怪星ガン』より引用
  • いつもいつもお前方に云う通り、私には約束した一人の方があるのだぞえ。 国枝史郎『レモンの花の咲く丘へ』より引用
  • 驚いたことに声は下からではなく倭建の前方の闇の中から聞えてきた。 黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 4 東征の巻(上)』より引用
  • ずっと前方の反対の岸には円屋根をかぶったような高い山があった。 ヘミングウェー/高村勝治訳『武器よさらば』より引用
  • ため息をついたそのとき、いきなり前方でなにかが衝突する音がした。 松岡圭祐『千里眼 美由紀の正体 上』より引用
  • 一大事であるが、お前方まへがたはどう身を処置するか承知したいと云つたのだ。 森鴎外『大塩平八郎』より引用
  • 懸命に目を見張って前方を見たが、国王の帰って来る影さえも見えない。 魯迅『阿Q正伝』より引用
  • お前方だつて、この土地の監獄で、知つてゐる役人が一人位あるだらう。 森林太郎『樺太脱獄記』より引用
  • 船はすつかり眞白い雨で包まれてしまつて、前方が全く見えなくなつた。 佐野昌一『南太平洋科学風土記』より引用
  • つまり太陽は自分の後方にあるから、自分の影がどうしても前方に出来る。 海野十三『地球盗難』より引用
  • そんな海沿いに続いている道の前方に、丘状きゅうじょうの島がぽつりと見えている。 谷瑞恵『伯爵と妖精 第04巻 恋人は幽霊』より引用
  • 楊州の地区本部を中心としてそれぞれ更に小守備隊が前方に出てゐる。 岸田国士『私の従軍報告』より引用
  • 前方の城のかげが大きくなり、その下のやみの中かられる光が近づいて来た。 富野由悠季『オーラバトラー戦記 01 アの国の恋』より引用
  • 数時間たって、ぼくたちの前方のトラックがギアを入れる音がきこえた。 ヘミングウェー/高村勝治訳『武器よさらば』より引用
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