剃刀

全て 名詞
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  • 中年の僧が衣の上にたすきを掛け剃刀を持っておさとのうしろに立った。 新田次郎『槍ヶ岳開山』より引用
  • 女房は顎を大事に抱きあげるやうにして自分の首を曲げて剃刀を動かす。 長塚節『おふさ』より引用
  • 間もなく彼女は、安全剃刀あんぜんかみそりを山のように積み上げた商品台の前に立った。 横溝正史『空蝉処女』より引用
  • 父親は剃刀のをすかして見てから、紙のはしを二つに折って切ってみた。 横光利一『笑われた子』より引用
  • その中でもそれほど一般的ではないものとして、片刃の安全剃刀がある。
  • 剃刀の柄を握っている、と気づいたとき、彼は、スタジオのなかにいた。 皆川博子『旅芝居殺人事件』より引用
  • 剃刀かみそりのいたむことといったらものの三日もがなければならないだろう。 坂口安吾『勉強記』より引用
  • でも、その限が、剃刀かみそりのように鋭く光っているのはうしたのであろう。 国枝史郎『甲州鎮撫隊』より引用
  • き切った彼の手をはなれた剃刀は、勢いよく小窓から外にとんだのだ。 皆川博子『旅芝居殺人事件』より引用
  • または何々スブラという名が、元は狐の剃刀の方にもあったのであろう。 柳田国男『野草雑記・野鳥雑記』より引用
  • いま、お前さんが台所で、剃刀を持って行くって声が聞えたでしょう。 泉鏡花『歌行燈・高野聖』より引用
  • 弟は剃刀かみそりを抜いてくれたら死なれるだろうから、抜いてくれと言った。 森鴎外『高瀬舟』より引用
  • 十回以上、失敗した後、やっと、私の右指は剃刀を手にすることが出来た。 藤田宜永『標的の向こう側』より引用
  • 弟は剃刀を抜いてくれたら死なれるだろうから、抜いてくれと云った。 森鴎外『山椒大夫・高瀬舟』より引用
  • 私は剃刀だけを手に、ドアに体当たりする勢いで部屋を飛び出した。 角田光代『幸福な遊戯』より引用
  • 一通り剃刀をあててクリームがなくなってもまだあちこちに毛が残っている。 吉田知子『無明長夜』より引用
  • 久吉の持った鏡をのぞきこみながら、重右衛門はゆっくりと剃刀かみそりを使う。 三浦綾子『海嶺(上)』より引用
  • 剃刀で顎の辺りを切られたのは、そうして女の子と話をしていたときだった。 高橋克彦『蒼い記憶』より引用
  • すると主人が剃刀かみそりを持ったまま出て来てニヤッとして教えてくれた。 若杉鳥子『浅間山麓』より引用
  • といって、家政婦に頼んで医師ドクトールの使う剃刀道具を借りるのも気がひける。 ヘッセ/芳賀檀訳『漂泊の人(クヌルプ)』より引用
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