刻む

全て 動詞
1,223 の用例 (0.02 秒)
  • 百鬼は心に住むとは知らぬ者どもが、恐れ戦いて人間のごうを刻んでおる。 福永武彦『風のかたみ』より引用
  • 殺す以外のあらゆることをして、あいつらはぼくの体に跡を刻んだんだ。 荻原規子『西の善き魔女2 秘密の花園』より引用
  • このような時にも眠ってしまって、全く記憶を刻まなかった場合もある。 外村繁『澪標』より引用
  • あの妻の顔には経験した者でなければわからない何かが刻まれていた。 桐野夏生『OUT(上)』より引用
  • 三人の男が地面に残っている跡を、刻まれたばかりの足跡を調べていた。 ヴェルヌ/大久保和郎訳『グラント船長の子供たち(中) 地の果ての燈台』より引用
  • それを作っている強靱な物質にも、明らかに年を経た跡が刻まれていた。 クラーク『都市と星』より引用
  • そうする以外に、残された道のないことを、深く心に刻んだのであった。 掘越二郎『零戦 その誕生と栄光の記録』より引用
  • この数十人のすべてを頭に刻んで、第一連隊に乗りこんできたのである。 保阪正康『東條英機と天皇の時代(上) 軍内抗争から開戦前夜まで』より引用
  • 肩だしのシャツから露になった左腕うでにも似たような刺青がきぎまれていた。 雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス04 コンフィデンシャル・コール』より引用
  • これは彼にとってイギリスでの音楽生活への深い印象を刻むものであった。
  • 万引なんと云うことをする女も、別に変った木で刻まれたものでは無い。 森鴎外『雁』より引用
  • その枝の一本一本、葉の一枚一枚に、深く濃い人の想念が刻まれている。 小川一水『時砂の王』より引用
  • 何年何十年か先になって、自分の名前が歴史に刻まれるかもしれないのだ。 鈴木光司『らせん』より引用
  • ぼくたちの名前は帝国ていこく士官学校の歴史に刻まれ、永遠に語りがれるんだ。 鷹見一幸『アウトニア王国奮戦記 第01巻 でたまか 問答無用篇』より引用
  • 予期していなければ見えないくらいに、角の間、額の上に刻まれていた。 クーパー『(闇の戦い1)光の六つのしるし』より引用
  • 箱の中には色々と文字が刻まれていたが、自分には全く読めない文字だ。 成田悪悟『FAKE/states night』より引用
  • この建物の裏で三人の十五、六の少年がしきりに芋や胡瓜を刻んでいた。 山田風太郎『戦中派不戦日記』より引用
  • 額や口元には幾つかのしわが刻まれていたが、驚くほど幼い感じに見えた。 瀬名秀明『パラサイト・イヴ』より引用
  • 彼は半ば開いている戸口のしきいに腰をかけて、ナイフで木匙きさじを刻んでいた。 ツルゲーネフ/佐々木彰訳『猟人日記(上)』より引用
  • 深く刻まれた皺や疲れた目がこの男の暗い過去を示しているように思える。 高橋克彦『蒼い記憶』より引用
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