到底

全て 副詞
5,394 の用例 (0.02 秒)
  • 私は心のうちで、その口は到底私の頭の上に落ちて来ないと思っていた。 夏目漱石『こころ』より引用
  • 見えていたなら、到底そんな真似をしようなどとは思わなかっただろう。 ベニー松山『終末をもたらす者 (Sa・Ga FrontierⅡ)』より引用
  • まだ恋愛を知らない私は彼女の気持を理解することは到底出来ないでいた。 久坂葉子『灰色の記憶』より引用
  • それより以外のものは到底理解する事の出来ない外国の音楽だと思います。 兼常清佐『ニッポン音楽』より引用
  • それは博士のやうな徳のある人でなければ、到底出來難いことであつた。 佐佐木信綱『芳賀博士』より引用
  • 私は貧富の階級闘争を以て到底一度は避けがたいものだと思っています。 与謝野晶子『階級闘争の彼方へ』より引用
  • それとも夫が到底説明し得ないということでも説明しようとするのであるか。 戸坂潤『科学論』より引用
  • それは経験のある方でなくては到底お解りになるものではございますまい。 大倉燁子『美人鷹匠』より引用
  • この本能に我々は到底そんなに長く抵抗するわけにはゆかないのである。 平林初之輔『誰が何故彼を殺したか』より引用
  • しかし私は美しい恋も薄汚ない恋もしてみようという気には到底なれない。 織田作之助『髪』より引用
  • その能力が欠けていては、かくのごとき事実は到底あり得ないのである。 三上義夫『芸術と数学及び科学』より引用
  • けれど、それだけで京都のダントツぶりを説明することは到底不可能だ。 竹内久美子『パラサイト日本人論 ウイルスがつくった日本のこころ』より引用
  • 最初から到底及ばぬ事と思つて居たのだから怨みに思ふ事もないといつた。 長塚節『開業医』より引用
  • 神を外界の事実の上に求めたならば、神は到底仮定の神たるを免れない。 西田幾多郎『善の研究』より引用
  • 日に二時間三時間ずつ教師をへいして学んだところが到底本当の事は出来ない。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • 到底それが笑つたり泣いたりする動く人とは思はれない程すましたものだ。 牧野信一『やぶ入の前夜』より引用
  • それは日本などには到底起ることがないと信じていた光景であった。 田山花袋『トコヨゴヨミ』より引用
  • 昔のような教育を受けては、到底今の明治の男子の妻としては立って行かれぬ。 田山花袋『蒲団』より引用
  • 観客が到底行かれぬ場所へ観客の眼を連れて行って見せたいものを見せるのである。 寺田寅彦『教育映画について』より引用
  • また振動数の少しぐらい違った音の高低の区別は到底わからぬものである。 寺田寅彦『物理学と感覚』より引用
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