切実感

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  • しかし考えてみると、このほうが革命の直接原因としての切実感がある。 星新一『きまぐれ暦』より引用
  • 伊藤や井上たちと違い、一般の者はもっと対外的に切実感を持っている。 松本清張『象徴の設計 新装版』より引用
  • 彼女たちの間に冗談めいた養老院の話が出るのは、前途への切実感からである。 松本清張『高台の家』より引用
  • けれど、どういうものか、ぼくにはちっとも、切実感がわいて来ない。 吉川英治『随筆 新平家』より引用
  • けれど、どういうものか、ぼくにはちっとも、切実感がわいてこない。 吉川英明『父 吉川英治』より引用
  • 旅することへの切実感が薄れることによって「何事かを発見しようとする心理」が社会全体を通じて退化していると感じられるのだ。 秋野平『ロック、70年代—復刻CDに時代を聴く』より引用
  • こうした者達は家庭も裕福で、それだけに卒業して教師の免許をとるということにさはどの切実感がなかった。 渡辺淳一『花埋み』より引用
  • 読む人がいても、切実感はわからない。 星新一『きまぐれ遊歩道』より引用
  • それにくらべると、笙子のほうはそれほどの切実感はない。 渡辺淳一『ひとひらの雪(上)』より引用
  • これらの知識への取り組みはいずれも道理にかなったもので、日本企業にもあてはまるものですが、どうも日本企業は米国企業ほどにはこうした知識に対する切実感や切迫感がないようです。 野中郁次郎/紺野登『知識経営のすすめ』より引用
  • 遊びとはいえ、切実感があった。 新田次郎『新田義貞(上)』より引用
  • およそ、そういうふうに性の問題に関するかぎりこのおやじの態度や考え方にはどこか一般社会の風習や秩序と相いれぬものがあり、しかもその気魄には実際彼が口でいうとおり実行しかねまじき、あるいはすでに実行してきたような切実感があつて聞くものをすさまじく圧倒した。 伊丹万作『私の活動写真傍観史』より引用
  • 杉田は隊長の帯刀が鞘だけになっているのが不審であったが、それこそ「非常」の切実感を告げているようでもあった。 五味川純平『虚構の大義 ─関東軍私記─』より引用
  • 浅見がかいつまんで解説した話に、紗枝子は「怖いですね」と、深刻そうな顔を作ったが、やはりさほどの切実感はなさそうだ。 内田康夫『贄門島(にえもんじま)下』より引用
  • だが、自分で超兵器をあやつる矢神遼とは切実感がちがう。 麻生俊平『ザンヤルマの剣士 第二巻』より引用
  • 彼の『回想録』には、少年時代に空腹に苦しんだことは語られていないが、作品中には、当然飢えの苦しみが、切実感をもって語られている。 アレクサンドル・デュマ/江口清訳『三銃士(下)』より引用
  • また、いまの子どもは、よくも悪しくも個人主義が発達しているので、生活上の必要や切実感が伴わない前提で彼らに「世のため、人のため」といった博愛的観念を植えつけることは、不可能に近いからである。 小浜逸郎『正しい大人化計画 ―若者が「難民」化する時代に』より引用