切実に感ずる

13 の用例 (0.00 秒)
  • 舞台の上の役を勤めているに過ぎなかったということが、切実に感ぜられる。 森鴎外『山椒大夫・高瀬舟』より引用
  • 舞台の上の役を勤めてゐるに過ぎなかつたといふことが、切実に感ぜられる。 森鴎外『妄想』より引用
  • 勿論もちろん自分が引合に出されている時には、一層切実に感ずるには違ない。 森鴎外『あそび』より引用
  • 人類を自己の内に切実に感ずるとき、価値の階級は初めて如実に感得せられる。 和辻哲郎『『劉生画集及芸術観』について』より引用
  • この悲哀の気持は初老の我々が日ごと切実に感ずる感情である。 遠藤周作『それ行け狐狸庵』より引用
  • そこで博士はこの媒介による外界=自然界の成立を説明する必要を切実に感ずるのである。 戸坂潤『現代唯物論講話』より引用
  • ただ漠然ばくぜんと親というものの面影を今日きょうまで心に作って来ているだけであったが、こうした苦難に身を置いては、いっそう親というものの恋しさが切実に感ぜられるのであった。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • 今や、文筆業者はもはや高踏的な存在ではなくて、出版資本のための労働力売渡し人にしか過ぎないことを、切実に感ぜずにはいられなくなる。 戸坂潤『現代哲学講話』より引用
  • この頃折々切実に感ずる故郷の恋しさなんぞも、浮草が波に揺られて遠い処へ行って浮いているのに、どうかするとその揺れるのが根に響くような感じであるが、これは舞台でしている役の感じではない。 森鴎外『山椒大夫・高瀬舟』より引用
  • 神経が鋭敏になるから、それを一層切実に感ずる。 森鴎外『妄想』より引用
  • これに反して自然主義の文芸には、いかに倫理上の弱点が書いてあっても、その弱点はすなわち作者読者共通の弱点である場合が多いので、必竟ひっきょうずるに自分を離れたものでないという意味から、汚い事でも何でも切実に感ずるのは吾人の親しく経験するところであります。 夏目漱石『文芸と道徳』より引用
  • そうしてその工藝の中でも民藝が、すなわち民衆的工藝がいかに美の国を来すために、重要な役割を勤めるかを切実に感ずるに至ったのです。 柳宗悦『美の国と民芸』より引用
  • 此頃折々切実に感ずる故郷の恋しさなんぞも、浮草が波に揺られて遠い処へ行つて浮いてゐるのに、どうかするとその揺れるのが根に響くやうな感じであるが、これは舞台でしてゐる役の感じではない。 森鴎外『妄想』より引用