切り裂い

全て 動詞
1,208 の用例 (0.01 秒)
  • あたりの薄い闇を切り裂いて悲鳴が一つ聞こえたのは、そのときだった。 篠田節子『ハルモニア』より引用
  • 黒々した森を真っ二つに切り裂いた光の刃の上を走っているようだった。 矢作俊彦『夏のエンジン』より引用
  • ナイフは男の耳の下から喉のあたりまでを、一気に鋭く切り裂いていた。 勝目梓『炎』より引用
  • そして、彼女の体は落ちてゆき、鋭い木が彼女の首筋を切り裂いたのだ。 野村美月『文学少女シリーズ10 “文学少女”見習いの、初戀。』より引用
  • これまで聞いたことのないような大きな音が少女の鼓膜を切り裂いた。 新堂冬樹『ブルーバレンタイン』より引用
  • 全てを切り裂いて、赤い闇よりもなお赤い光が走り、光景を一転させる。 麻生俊平『ザンヤルマの剣士』より引用
  • だが夜の闇を切り裂いて、大型車が迫ってくる轟音が急速に近づいてきた。 早見裕司『メイド刑事02』より引用
  • 青いシャツの端を切り裂いて水につけ、それを裂けたほおと鼻にあてた。 スタインベック/大久保康雄訳『怒りの葡萄』より引用
  • たとい弾丸が彼の肉を切り裂いても肉は痛みを感じなかったであろう。 石川達三『武 漢 作 戦』より引用
  • ただ、その刀が、白衣の裾の一部を切り裂いたのが見えたばかりである。 山田風太郎『忍法落花抄』より引用
  • ザンヤルマの剣は、野獣やじゅう深紅しんくの体をあごから尾の先まで切り裂いていた。 麻生俊平『ザンヤルマの剣士 第二巻』より引用
  • 於蝶が声をかけたときには、闇を切り裂いて数条の矢が襲いかかってきた。 池波正太郎『蝶の戦記 下』より引用
  • 喉を切り裂いて差し込んだ護謨管から漸く弱い呼吸が通っているらしい。 豊島与志雄『過渡人』より引用
  • 一瞬遅れて、それまで機体の占有していた空間を、曳光弾えいこうだんが切り裂いた。 水無神知宏『鋼鉄の虹 装甲戦闘猟兵の哀歌』より引用
  • 両手でにぎった短剣たんけんで、自分のほおを切りいて作ったような笑顔にすら見えた。 支倉凍砂『狼と香辛料ⅩⅢ Side ColorsⅢ』より引用
  • 光は暗闇の奥の一点からややななめ左方へ電光のように空間を切り裂いた。 光瀬龍『百億の昼と千億の夜』より引用
  • この現象は開花終期の雌性の仏炎苞を切り裂いて観察することができる。
  • 結果は、噴射された水を見事に切り裂いた日本刀の勝利で終わった。
  • ついに、その光は長く高く広がり、ナイフのように一面の闇を切り裂いた。 ディクスン『ドラゴンになった青年』より引用
  • そのとき不意に、一匹の小鳥がカメラの前の景色を切り裂いて飛んだ。 富田倫生『パソコン創世記』より引用
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