切り口上

211 の用例 (0.01 秒)
  • そのことばがつい切り口上になったので、小督はわれながらおどろいた。 海音寺潮五郎『平将門 下巻』より引用
  • ナナイは、切り口上にそれだけ言うとレウルーラに流れて行こうとした。 富野由悠季『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』より引用
  • 切り口上で挨拶をされて、金田一耕助はあわてていずまいをなおした。 横溝正史『不死蝶』より引用
  • 泉水子は切り口上で言ったが、相楽はそれほど驚くこともなくこしを上げた。 荻原規子『RDG レッドデータガール はじめてのお使い』より引用
  • ぼくはそれを切り口上で告げ、先方にそれ以上いろいろとはいわせなかった。 眉村卓『不定期エスパー6』より引用
  • とはいえ、切り口上でお答えできませんと言うこともできなかった。 貴志祐介『黒い家』より引用
  • 言葉づかひの問題にこれを当てはめれば、切り口上になることだらう。 丸谷才一『日本語のために』より引用
  • 切り口上で云って、一層蒼い顔をしたままむこうへ行ってしまった。 宮本百合子『三月の第四日曜』より引用
  • 「それが嫌なら出て行ってもらおう」家主は眼を据えて切り口上で言った。 佐野良二『われらリフター』より引用
  • 切り口上にこう云ったかと思うと、かれは跣足はだしで表へとび出した。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 鼻っぱしらの強い円地は意地になって、切り口上に物を言ってやり返した。 巖谷大四『懐しき文士たち 昭和篇』より引用
  • 切り口上に呼びかけられて、真智子はびっくりしたように目をぱちぱちさせた。 宮部みゆき『模倣犯 上』より引用
  • うっかりしていると、ぬッと頭をもたげる昔の切り口上であった。 本庄陸男『石狩川』より引用
  • あたしはもったいぶった切り口上で答えたが、心のなかでは舌を出してわらっていた。 横溝正史『金田一耕助ファイル14 七つの仮面』より引用
  • 切り口上になったお文に伊三次が「お文」と低い声で制した。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 幻の声』より引用
  • 「はなはだ失礼しました」おかしさをこらえてこちらも切り口上になった。 志賀直哉『城の崎にて・小僧の神様』より引用
  • 信乃は切り口上でのべると、禿鷹はげたかのような眼で警部と耕助を見くらべている。 横溝正史『金田一耕助ファイル04 悪魔が来たりて笛を吹く』より引用
  • 切り口上の聞き方になったかもしれない。 南里征典『自由ケ丘密会夫人』より引用
  • あたりをはばかるような声音には、さっきまでの居丈高な切り口上の調子はなかった。 横溝正史『金田一耕助ファイル17 仮面舞踏会』より引用
  • おしまいの方を切り口上で言うと、台所で鯛を分けにかかった。 藤沢周平『日暮れ竹河岸』より引用
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