切り取られた空

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  • ビルのすき間に小さく切り取られた空は、すでにかすかに白んでいる。 幸田真音『傷 邦銀崩壊(上)』より引用
  • ガラス越しに樹々の枝と窓枠に切り取られた空が見える。 中島らも『今夜、すべてのバーで』より引用
  • 小さく切り取られた空には、いわし雲のかけらが浮かんでいた。 小川洋子『やさしい訴え』より引用
  • 見あげると周囲のビルに三方を切り取られた空が、ポスターのように平板に広がっている。 石田衣良『反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパーク5』より引用
  • 窓枠に切り取られた空を背景にして、シケモクの煙が柔らかい風に渦を巻いていた。 秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏 その3』より引用
  • 高層ビルでところどころ切り取られた空だけど、東京ほどぎざぎざじゃない。 小川内初枝『緊縛』より引用
  • 風景といっても視界はごく狭く、地の底に横たわって、長方形に切り取られた空を見上げているようなものだ。 鈴木光司『バースデイ』より引用
  • 四角く切り取られた空には、内側から輝きを放つような純白の積乱雲が浮かんでいた。 石田衣良『赤・黒(ルージュ・ノワール) 池袋ウエストゲートパーク外伝』より引用
  • ビルよりも木造の建物のほうがずっと多くなった家並みで切り取られた空はまだはっきりしているものの、外灯もともらない細い道は、足元から暗さがい上ってくるのだ。 眉村卓『不定期エスパー8』より引用
  • サッシに切り取られた空は、夜明けのオレンジに染まっていた。 石田衣良『アキハバラ@DEEP』より引用
  • 地上の車や通行人がミニチュアのように縮小され、見上げる頭上のビルの躯体くたいによって切り取られた空の真芯まつしんは暗いばかりにあおい。 森村誠一『異型の街角』より引用
  • また、地下1階には「空の庭」と呼ばれる四方を壁に囲まれた天井のない吹き抜けがあり、四角に切り取られた空を見ながら思索に耽ることが想定されている。
  • 中庭の四角く切り取られた空は、夕焼けの茜色あかねいろに染まっていた。 坂東眞砂子『旅涯ての地(下)』より引用
  • 視野全体が狭くなり、小さく丸く切り取られた空の中、握りこぶし大の黒いカタマリが降ってきた。 鈴木光司『ループ』より引用
  • また、地下1階に「ホワイエ」と呼ばれる円形の屋内空間があり、「空の庭」とは対象的に、ガラスの天窓から丸く切り取られた空を見ることができる。
  • 建物内部には、ガラス越しに下界が俯瞰できるスペースや、長方形に切り取られたフレームから庭が眺められるコーナー、さらに薄暗い建物中心部内部からは、煙突の内部から見上げるように、頭上にぽっかりと円形に切り取られた空が見のぞく。