切り出してよい

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  • 信一郎の方も、訪ねて来た用向をどう切り出してよいか、途方にくれた。 菊池寛『真珠夫人』より引用
  • 私はなんとしても仲なおりしたかったが、どう切り出してよいかわからなかった。 プーシキン/高橋包子訳『スペードの女王・大尉の娘』より引用
  • 気持ちをどう切り出してよいのかわからず、他人を幸せにしてきた彼女も自分が幸せになる方法は見つからない。
  • どう切り出してよいか吉川にはわからなかった。 三浦綾子『塩狩峠』より引用
  • 夏江はしばらくためらっていたが、それはなにかを隠そうとしているのではなく、なにから切り出してよいか思案しているらしかった。 横溝正史『金田一耕助ファイル17 仮面舞踏会』より引用
  • 身を投げかけるように走りよって来たが、何か云わねばならぬことを、どう切り出してよいか、小さな唇が、必死に探っている表情なのである。 南條範夫『駿河城御前試合』より引用
  • Pさんは無器用で、見合の機会をとらえなくては結婚の相手も見つからないようだけれど、二人きりになったとき、どう話を切り出してよいかわからないのではないかという心配なのか。 田中澄江『なぜ愛なのか 十三の報告から』より引用
  • ところが彼女は長い間沈黙と苦しい戦いをしてきたため、疲れはて、何か懐疑の浅瀬に乗りあげたように昏迷し、この時の会話のためにと、予め用意しておいた適当な言葉もすっかりいいそびれ、そのうえ羞恥心も加わって、どんなことから切り出してよいものやらわからずに、ためらい手間どっていました。 アプレイウス/呉茂一・国原吉之助訳『黄金のロバ』より引用
  • で、仕方がないというよりも、這々ほうほうていで本陣を退って、越前勢の陣所へ帰って来たものの、主君の忠直卿に復命するのに、どう切り出してよいか、ことごとく当惑した。 菊池寛『忠直卿行状記』より引用

切り出してよい の使われ方