切りどおし

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  • その崖についてゆくと赭土の高い切りどおしで、子供の身たけでは大変高く感じられた崖が左右にあった。 宮本百合子『田端の汽車そのほか』より引用
  • 行列は切りどおしの坂をのぼって、大きなお寺にはいった。 山本有三『路傍の石』より引用
  • 文学内部の課題として、世界観の問題、内容と形式の問題、リアリズムの発展についての研究、主題の積極性の問題など、すべての理論活動は、作家の創作活動の具体的な動きに沿いながらも一歩半歩ずつ先に立って、未知の社会的・文学的崖に、切りどおしをつける役割をもった。 宮本百合子『両輪』より引用
  • 道路が切りどおしになってついている狭い山の切れ目に着くと、午後の風があたって髪の毛をうしろになびかせ、シャツをヒラヒラ波立たせた。 スタインベック/龍口直太郎訳『赤い小馬』より引用
  • いかにも農家の裏山へ通じると云うおもむきの、苔のついた石段をのぼると低い切りどおし道になった。 宮本百合子『琴平』より引用