切りたった断崖

19 の用例 (0.00 秒)
  • ところが、越えようとしたとたん、切りたった断崖からおちてしまう。 アリグザンダー『(プリデイン物語5)タラン・新しき王者(完)』より引用
  • 二つの軍団は、切りたった断崖をめぐらした浅く広い峡谷の底で激突した。 R・E・ハワード『征服王コナン』より引用
  • 湯俣から赤沢付近まで両岸は切りたった断崖の連続であるから、そこに道を刻むためには一体どの位の岩量を削り取らねばならないのかおよそ見当もつかない。 森村誠一『虚無の道標』より引用
  • 岩の尾根の片端が切りたった断崖になって、そこから岩だらけの傾斜地が見おろせた。 ドイル/鈴木幸夫・鮎川信夫・齊藤重信『シャーロック・ホームズ全集(上)』より引用
  • 首都のパペエテのある北側は人口も多く、観光客も集まるが、南部は切りたった断崖だんがいが多く、人口も少ない。 西村京太郎『赤い帆船』より引用
  • この谷は左右が切りたった断崖だんがいになっていて、そのあいだを一列横隊で静かに前進するのであるから、ありのはい出るすきもないわけだ。 ドイル/延原謙訳『ドイル傑作集 クルンバの悲劇』より引用
  • あの時のことを書いた君の美しい文章には、あれから何カ月か後になって、面白おもしろく拝見したが、切りたった断崖と書いてあるけれど、あれは文字通り正しくはなかった。 ドイル/延原謙訳『シャーロック・ホームズの帰還』より引用
  • その下は波頭牙剥く切りたった断崖であり、屋敷には夜ごと、怪しげな影が出没する。 菊地秀行『妖戦地帯1 淫鬼篇』より引用
  • 切りたった断崖がそびえていて、太平洋を見わたしながら悠然と身を投ずることができるのであるが、そこは下から吹き上げてくる風の強いことで有名な場所で、自殺者がみずからの体を落下せしめることはとうてい不可能であるという説もあった。 小田実『何でも見てやろう』より引用
  • その両側は、鉄分の朱色と硫黄のねっとりした黄色に彩られた、黒灰色の切りたった断崖である。 皆川博子『光源氏殺人事件』より引用
  • 台地の下は切りたった断崖だんがいだった。 松本清張『赤い氷河期』より引用
  • その先は、いきなり海岸で、高さ百メートルばかりの、真っ白な、切りたった断崖だんがいとなり、そのすそを波にひたしていた。 モーパッサン/新庄嘉章訳『女の一生』より引用
  • 彼を押し流そうと荒れ狂う第二波の真只中でマストにしがみつきながらも、故国くにの山で絶壁のふもとに立った時、吹きつける強風がもっとも抵抗のすくない道を求めて、彼を比較的静かな台風の眼のようなものの中に残して、切りたった断崖をかけ上って行ったのを、マロリーは思い出していた。 マクリーン『ナヴァロンの要塞』より引用
  • 高い山と山が合わさるような谷間の奥に、切りたった断崖があり、渓流をへだてて、灌木と蔦におおわれてその洞窟の入口はあった。 南里征典『田園調布真紅夫人』より引用
  • ダイナマイトで爆破された大理石の巨大な塊が広場に転がり、その突き当りには切りたった断崖だんがいが硬い石の肌をさらしてそびえ、その天辺てっぺんには山の草木がのしかかっている。 大藪春彦『血の罠(v1.0)』より引用
  • 昭和26〜27年頃、切りたった断崖の上に昆布を引き上げる労力として、島にはじめて雌馬が1頭運びこまれた。
  • 山と山があわさった谷間の奥に、柱状節理の切りたった断崖があり、渓流をへだてて対面する、灌木と蔦におおわれた洞窟の入口は、今日も変わらない。 南里征典『田園調布真紅夫人』より引用
  • 波は、金粉にまぶされて遠くから押し寄せてしだいにふくれあがり、女の足下で切りたった断崖にあたって砕け、霧をつくった。 南里征典『田園調布真紅夫人』より引用
  • 風にたわむ木、白い波をたててうねる川、飛び散るしぶき、向こう岸の切りたった断崖だんがいのおぼろな輪郭りんかくが、漂うちぎれ雲と横なぐりの雨をすかして、ちらちら見えた。 トウェイン/鈴木幸夫訳『トム・ソーヤーの冒険』より引用