切りたった崖

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  • 切りたった崖の谷間にたまった、細長く澄んだ湖だった。 三雲岳斗『聖遺の天使』より引用
  • やがて、その辺は丘陵の皺が入り乱れて路は石ころだらけの、両側は雑草と雑木林で、その間を深く切りこんで下る急な坂路だが、きゅうに海の真上に出たかと思うほど切りたった崖縁の上を曲ったとき、前方にそれもすぐ眼の下にその阿古村が現われた。 田畑修一郎『石ころ路』より引用
  • それから王さまは、七年という間、あちらこちら廻り歩いて、切りたった崖や岩穴まで残らず探しまわった。
  • 御朱印船の舟蔵は、西坂の岬からさらに奥にくびれこんだ入江に臨んでおり、背後に木立におおわれた切りたった崖が迫っていた。 辻邦生『天草の雅歌』より引用
  • 背後に青い丘を配する切りたった崖の連なりをすぎ、靄のかかる地平線の彼方まで、海面を抜きんでる高地にはほとんど無縁な大牧草地域が海岸線を縁取るあたりへ、船は進んだ。 R・E・ハワード『征服王コナン』より引用
  • 眼前にひろがる蒼茫そうぼうたる平原、かすれたようなコバルト色の空、懸垂直下けんすいちょっか、何百米かの切りたったがけの真下は、牧場とみえて、何百頭もの牛馬が草をんでいる。 田中英光『オリンポスの果実』より引用
  • 川の対岸は切りたったがけで、イワヒバやノキシノブが生い茂り、ときどき、断崖の岩を洗う小さな滝があらわれる。 皆川博子『水底の祭り』より引用