切り

全て 動詞 名詞
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  • まあよい都合に向うに渡り切りましたがどうもその寒い事一通りでない。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • もつれ出しては切りのないかの女の性質を知っている逸作は言下に云った。 岡本かの子『母子叙情』より引用
  • それは私達自身のこうした生活に就いて書いていれば切りがあるまい。 堀辰雄『風立ちぬ』より引用
  • そのうしろで小さな赤犬が一匹何かしきりにはしやいでゐるのが見えました。 牧野信一『砂浜』より引用
  • あの姉と君のような情愛のある子がどうして離れっ切りに離れられるものか。 夏目漱石『彼岸過迄』より引用
  • 私はこんなふうに書いていたら、切りがないだろうということに気がついた。 葉山嘉樹『海に生くる人々』より引用
  • 由藏は仕事に切りをつけると、畑の隅に腰を下して煙草をふかし始めた。 下村千秋『泥の雨』より引用
  • けさもお庭に仏様のお花を切りに出て見ましたが一面に霜が置いていました。 倉田百三『出家とその弟子』より引用
  • 時には沈み切りに沈んだのかと思うほど長く現われて来ませんでした。 有島武郎『溺れかけた兄妹』より引用
  • 何と人が思つても自分は村外むらはづれにされつ切りになつては居られない。 平出修『夜烏』より引用
  • そうして、若殿の手前はよいように取りつくろってくれとしきりに頼んだ。 岡本綺堂『小坂部姫』より引用
  • そこに切りきざまれている脳を両手で下から持ちあげて、頭の中に押しこんだ。 海野十三『人体解剖を看るの記』より引用
  • 左うするうちに、更に因つたことには私は切りと尿意を覚えはじめてゐた。 牧野信一『夜見の巻』より引用
  • 然し、何んだか、今云わなければ、それがそれッ切りのような気がした。 小林多喜二『工場細胞』より引用
  • それに他人のことまで気にしていた日には、切りはありゃしないじゃないか。 伊藤野枝『転機』より引用
  • お房も髪切りの噂を知っているらしく、ひどく驚いたように半七の顔を見あげた。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • ローラは八重と轡を並べて、切りに日本語に関する質問を提出してゐた。 牧野信一『南風譜』より引用
  • 数年来、種々な不幸の後を受けて、生活の方が非常に切りつまっていた。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 風中はあつらえたビフテキが来ると、これは切りじゃないかと云ったりした。 芥川竜之介『魚河岸』より引用
  • が隅の方のガラス窓が一枚切り破られておるのを見て、私はびっくりしました。 小酒井不木『頭蓋骨の秘密』より引用
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