分別臭い

全て 形容詞
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  • 分別臭いことを言うようだが、性急に結論を出すべきではないと思うな。 高杉良『生命燃ゆ』より引用
  • 分別臭ふんべつくさい口を利くこの男は、これでまだ二十にもなっていないのだ。 縞田理理『霧の日にはラノンが視える2』より引用
  • 私が考えていた以上に分別臭いところはありましたがね。 モーパッサン/新庄嘉章『ある女の告白』より引用
  • 弟はいっぺんに二十も三十も年をとってしまったように、分別臭い調子でいった。 井上ひさし『四十一番の少年』より引用
  • いかにも分別臭い平常の彼とは、うって変った不思議な様子であった。 エミリー・ブロンテ/田中西二郎訳『嵐が丘』より引用
  • 分別臭い年齢でもあるし、がむしゃらに破滅に向う若さは昔のことであった。 松本清張『鬼火の町 新装版』より引用
  • 夫はちょっと眼をらしたが、すぐに分別ふんべつ臭い顔に戻って、あごの下に指を当てた。 松本清張『黒の様式』より引用
  • 分別臭い話ならお喋り婆と酒の肴にするがいい、ここでは用が無い。 シェイクスピア/福田恆存訳『ロミオとジュリエット』より引用
  • まあ適当に早くひき上げることですよ、と、源三郎は分別臭いことをいって烏森からすもりのほうへ去った。 平岩弓枝『御宿かわせみ 22 清姫おりょう』より引用
  • 長男はやはり三十歳ですっかり分別臭く、孫もひょっとすると二人になっている、そんな計算からであった。 中井英夫『とらんぷ譚』より引用
  • およそ熱っぽさのない冷やかな目つきも、丈八を世捨人のように分別臭くさせていた。 笹沢左保『雪に花散る奥州路』より引用
  • 二年間満州で過して内地に帰れば、分別臭い大尉になっているのではあるまいか。 松本清張『虚線の下絵』より引用
  • 年齢も数えで二十八歳、平均の二十四歳をかなり越えていたし、どことなく分別臭い暗い感じで受け取られていたように思える。 島尾敏雄『魚雷艇学生』より引用
  • ドカドカと店に出た家中の顔の中に、それは一番分別臭くもっともらしく平次の眼に映ったのです。 野村胡堂『銭形平次捕物控 10』より引用
  • それが時たま、今日なんかも一寸ちよつとした例だが、妙に分別臭いことを云い出す時は、気持が俺から離れているんだねえ。 尾崎一雄『暢気眼鏡』より引用
  • 伊三次は増蔵の分別臭い顔をじっと見つめた。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 黒く塗れ』より引用
  • 世界が、その分別臭くてさもしい利己主義に浸って窒息して死にかかっている。 ロラン・ロマン『ベートーヴェンの生涯』より引用
  • 労働のために日やけし、家政の切りまわしに分別臭い顔になっている小次郎におどろいているようであった。 海音寺潮五郎『平将門 上巻』より引用
  • 九兵衛は分別ふんべつ臭い表情で続けた。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 君を乗せる舟』より引用
  • そのせいか、趙文成は急に分別臭くなったように見えた。 加藤幸子『夢の壁・北京海棠の街』より引用
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