出口のない

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  • 兄がいま、出口のない異様な場所にいることを感じたのはこのときである。 藤沢周平『又蔵の火』より引用
  • 彼女は再び出口のない女の歎きにかえるしかしかたがないのであろうか。 宮本百合子『婦人と文学』より引用
  • 出口のないトンネルというものがこの世にはあるのではないか。 角田光代『だれかのいとしいひと』より引用
  • さらに視線を移せば、どこにも出口のない路地裏を発見したりもする。 奈須きのこ『空の境界 未来福音』より引用
  • しかし戸も開けずに廊下から続いてゐた室であるから、出口のないことはないと思つた。 田中貢太郎『蟇の血』より引用
  • こんな出口のない迷路に入り込んでしまったときはどうしたらいいのだろう。 里中哲彦『鬼平犯科帳の人生論』より引用
  • そうなれば清水は出口のない建物から蒸発してしまったことになる。 半村良『回転扉』より引用
  • この四つのドアは、どれも、他に出口のない部屋に通じていません。 クイーン/石川年訳『シャム双子殺人事件』より引用
  • 深町には、自分が、深い、出口のない、暗い穴の底にいるように思われた。 夢枕獏『神々の山嶺 上』より引用
  • 部屋から部屋へと追いたてられ、最後に出口のない部屋に追いつめられる。 シムノン/宗左近訳『男の首』より引用
  • 考えは堂々めぐりを繰り返し、出口のない迷路に迷い込んだようだった。 楡周平『マリア・プロジェクト』より引用
  • しかし、戸も開けずに廊下から続いていたへやであるから、出口のないことはないと思った。 田中貢太郎『蟇の血』より引用
  • どうすべきか、スパークは出口のない迷路に迷いこんだような気分だった。 水野良『ロードス島戦記 6 ロードスの聖騎士(上)』より引用
  • あごに続いて短い食道があり、巨大な袋状で、出口のない胃がそれに続く。
  • ぽんと肩に置かれた手が、出口のない内省の時間を終わりにした。 福井晴敏『終戦のローレライ(上)』より引用
  • ただ出口のない循環論法に落ち込んでしまったというだけなのです。 チェーホフ/中村白葉訳『チェーホフ短編集「六号室」』より引用
  • この町に住んだ者でなければ、出口のない暗所に閉じこめられた絶望感はわからないのだ。 森村誠一『人間の証明』より引用
  • 戦争と不況とテロの、出口のない時代に、殺人事件が救いになるのだろうか。 西村京太郎『浅草偏奇館の殺人』より引用
  • 出口のない物思いにふけっている間にも、三好勢の行列は南へと下っていく。 安部龍太郎『戦国秘譚 神々に告ぐ(上)』より引用
  • 刺胞動物の特徴は放射相称で、出口のない袋状の消化管を持つことである。
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