凡そ

全て 副詞 名詞
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  • 今度は凡そシャクと關係のない動物や人間共の言葉だつたからである。 中島敦『狐憑』より引用
  • 現実から出発する外はないということは凡そ人間的存在の根本的規定であるであろう。 戸坂潤『イデオロギーの論理学』より引用
  • さらば、汝は凡そ人間の有ちうるものの中最高のものを有ちうるであろう。 キェルケゴオル/芳賀檀訳『愛について』より引用
  • ランサーが返す刀で突きぬいた槍は、凡そ目視できる速度ではなかった。 事務狂『fate/stay night 月姫 (TYPE MOONクロスオーバーの最高峰、文庫5~6巻のボリューム)』より引用
  • 凡そ家畜動物の中で、猫ぐらい人間に近い生活をしているものがありますか。 豊島与志雄『猫先生の弁』より引用
  • 然しこれは、ただ凡その規模ができ上つたまでで、完成したわけではない。 唐木順三『千利休』より引用
  • あの人は自分の世界があるばかりで、凡そ見事に他人の世界を持たないのですね。 坂口安吾『吹雪物語』より引用
  • 凡そ応接室にあるべきものは一通り揃っているが、特別なものは何もない。 豊島与志雄『自由人』より引用
  • それから女中が帰って来るまでにおよそ一時間かかったそうです。 小酒井不木『三つの痣』より引用
  • 凡そこの世にありうるところの最も美しいものを、はじめて認識したのである。 坂口安吾『吹雪物語』より引用
  • ここまで研究の歩を進めれば、凡そ西洋劇の十分な理解が得られるであらう。 岸田国士『新劇運動の一考察』より引用
  • 凡そ或るものが分析され得るには、そのものは分析され得る通路を持たねばならぬ。 戸坂潤『空間概念の分析』より引用
  • だがああいうものは、教養とは凡そ反対の社会相を反映するものだと思う。 宮本百合子『女性の教養と新聞』より引用
  • いや、隣人への愛は、凡そ個人に対するいかなる敬意をも区別しませぬ。 キェルケゴオル/芳賀檀訳『愛について』より引用
  • 此の客は凡そ三日おき位に一遍ずつ必ずやって来る馴染なじみなのであった。 細井和喜蔵『女給』より引用
  • 凡そ職業組合の結成に反対する理由は、ここでも無論あり得なかったからだ。 戸坂潤『現代日本の思想対立』より引用
  • けれども凡そ思ひあがつた顔付といふことができるであらう。 坂口安吾『吹雪物語』より引用
  • なるほど、これはおよそこの地上で最も起り得る可能性のないことに違いない。 大佛次郎『赤穂浪士(上)』より引用
  • いやおよそ、あの部屋にいた連中は皆、闇黒あんこくの中に沈澱ちんでんしていたのだ。 海野十三『赤外線男』より引用
  • 凡そ世の中に自分の信仰して居る神をいやしむものが有るだろうか。 宮本百合子『繊細な美の観賞と云う事について』より引用
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