凡そ意味

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  • この表現というものを実験したり検証したりすることは、凡そ意味ない企てだろう。 戸坂潤『思想としての文学』より引用
  • あれなんか僕は凡そ意味はないと思ふ。 吉川英治『折々の記』より引用
  • 嘘つきでない小説家なんて、私にとっては凡そ意味がない。 織田作之助『可能性の文学』より引用
  • ところが試験場へ行き、あまり大勢の学生が青ざめてゐるのを目撃すると、一人でも余分に入学させてやりたいと云はんばかりの凡そ意味もない覇気見たいなものに駆られて、そのまま方角も知らなかつた早稲田へ人力車を走らせた。 牧野信一『文学的自叙伝』より引用
  • それであるが故に、国史主義的な非科学的科学論も亦、之に対する反動的な分極として、初めて存在出来るわけで、もし一方にこの領域に於ける唯物論的科学が厳存していないとすれば、ああした擬似科学論など凡そ意味のないものであり、誰も真面目に対手にしなかっただろうものだ。 戸坂潤『最近日本の科学論』より引用
  • 現在プロレタリア文学は、その反逆的な闘争的な点に於て一つの意義と役割をもつが、人間を安易に仮定し、文学の唯一の領域たる個体を、血と肉に縁のない概念の中へらつし去り曖昧化し、科学への御用的役割を務めるのは凡そ意味ない。 坂口安吾『新らしき文学』より引用
  • ところが試驗場へ行き、あまり大勢の學生が青ざめてゐるのを目撃すると、一人でも餘分に入學させてやりたいと云はんばかりの凡そ意味もない覇氣見たいなものに驅られて、そのまま方角も知らなかつた早稻田へ人力車を走らせた。 牧野信一『文学的自叙伝』より引用
  • なぜなら、そこではお喋舌りや独りごとや合点々々や懐疑的な身振りは、凡そ意味を失うからだ。 戸坂潤『思想としての文学』より引用