凡そ四

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  • 「レドクソン」は二百五十粒が二十五円で凡そ四十日持つでしょう。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 残したといっても仏の入滅せられた年から凡そ四百七、八十年の間は文字にも何にも書いてなかった、無字の一切経で文字なしに空に覚えておったのである。 高楠順次郎『東洋文化史における仏教の地位』より引用
  • 向島と荒川土手と上下相連なりて凡そ四里、これも亦見事ならずや。 大町桂月『小利根川の桜』より引用
  • 所属を聞くと、一木支隊の生き残りの凡そ四五十人であった。 五味川純平『ガダルカナル』より引用
  • 国王は仏法を奉じ、凡そ四千余僧がことごとく小乗を学んでいる。 井上靖『私の西域紀行(下)』より引用
  • こうした技巧をおよそ四五遍もくり返して行かれるうちに、マダムはとうとうその御主人を完全に征服してしまわれました。 夢野久作『奥様探偵術』より引用
  • 爾来、平安京は明治元年まで、千七十五年間の帝都であり、源頼朝が幕府を開くまで、凡そ四百年間政治の中心であつたので、その間を平安時代と云ふのである。 菊池寛『二千六百年史抄』より引用
  • 普通潜水の修業は、喞筒ポンプ押し一年、空気管持ち一年、綱持ち一年で、相もぐりとなるまでには凡そ四年掛るのだが、それを天分があったのか、それとも熱心の賜でか、弟子入りして二年目にはもう相潜りになった。 織田作之助『わが町』より引用
  • 支倉の第三回の訊問の五月二十三日まで凡そ四、五十日間に、彼は既に一度召喚した神戸牧師、小林定次郎を初めとして新に写真師浅田其他合計三十五名の証人を喚問した。 甲賀三郎『支倉事件』より引用
  • 毎日のこの日課に要する時間はおよそ四、五十分間なるべし。 正岡子規『明治卅三年十月十五日記事』より引用
  • 高岡只一が凡そ四時間に亙って陳述した間、裁判長はただ数度小さい言葉尻をとらえて、それで威厳でも示そうとするようにこけ脅しめいた文句を云いましたが、誰も問題にしていない。 宮本百合子『共産党公判を傍聴して』より引用
  • それは丁度、大曾根ともっと上流の曾根との内懐のような山腹で、三角型に切り拓かれた斜面は凡そ四五〇〇坪の広さであった。 松下竜一『砦に拠る』より引用
  • フェノロサは浮世絵板物はんもの中最も上乗じょうじょうなるものおよそ四百種を採れるのかたわら板物の研究に必要なる板画家の肉筆制作凡そ五十種を合せてその制作の年代にもとづき順次にこれを配列し個々につきて精細なる説明を施すと共に浮世絵一般の歴史についてもまた合せ論ずる処ありき。 永井荷風『江戸芸術論』より引用
  • 大さ凡そ四斗樽ぐらゐ、黒く塗りて、擔げるやうに綱をつく。 大町桂月『三里塚の桜』より引用
  • 世界にあふれる凡そ四千万人以上の餓えた失業プロレタリアートと、いつその失業群につきおとされるかわからない就業労働者とは互に手をつなぎ、このジリジリ迫って来る止めどのない餓死から身を守ろうと戦ってるのだ。 宮本百合子『なぜソヴェト同盟に失業がないか?』より引用
  • 司祭は、現在シュトゥットガルト、ハンブルク、シカゴにあるキリスト者共同体の自由大学で、凡そ四年に亘る教育課程を経て養成される。
  • 以後、アンドレイカはインターネットを駆使し、論文やデータベースから凡そ四千種のタンパク質を抽出し、その中で膵癌初期から上昇する腫瘍マーカーとしてメソテリンを見出した。
  • 大峰を通りおおよそ四里、山中人跡まれなり。 柳田国男『山の人生』より引用