凡そ反対

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  • だがああいうものは、教養とは凡そ反対の社会相を反映するものだと思う。 宮本百合子『女性の教養と新聞』より引用
  • 然るに、この含羞的と凡そ反対なものの一つに、洗濯物の処置がある。 豊島与志雄『風俗時評』より引用
  • 蠣太とは様子あいでも好みでも、およそ反対の男だったが、只将棋好きだけが一致していた。 志賀直哉『小僧の神様・城の崎にて』より引用
  • それは自暴自棄に似てゐて、凡そ反対なものです。 長与善郎『青銅の基督』より引用
  • 伝統主義的乃至回顧的なロマン主義はヒューマニズムと凡そ反対なものだということを、特に注意しておかなくてはならぬ。 戸坂潤『世界の一環としての日本』より引用
  • それに、特にあなたを見詰めて動き出したという僕の行動は、マルキシズムなんかとはおよそ反対の行動でしたのです。 横光利一『上海』より引用
  • やさしく言葉ことばけながら、言葉ことばとはおよ反対はんたいに、じつ機敏きびんにゴムのさき露木つゆき咽喉のどんだ。 小島政二郎『海燕』より引用
  • 雨中に眺めたときの姿は、矢羽根を連ねたような黒褐色の壮大さで、自分の国の崩れた城跡とは凡そ反対な、一見翼を拡げた見事な鳶を聯想させた。 横光利一『旅愁』より引用
  • 彼が、サンボリストのナルシスムとは凡そ反対な「千里眼の説」を抱いた時、そして「あらゆる感覚の合理的乱用」を賭してまで、裸の事物に推参しようとした時、彼の知性の発作による知性の否定は、当然受けるべき復讐を受けた様に思われる。 小林秀雄『考えるヒント 4 ランボオ・中原中也』より引用