凡そ八

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  • 一日何錠かは聞き忘れましたが、凡そ八錠位でしょうがちゃんと聞いてこの次お知らせ致しましょう。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • ジイボルトは蘭領印度インド軍隊の医官にして千八百二十三年より三十年まで日本に滞在し絵画掛物凡かけものおよそ八百種を携へ帰りしといふ。 永井荷風『江戸芸術論』より引用
  • 本集には『水墨集』後の凡そ八年間の詩作品を蒐めた。 北原白秋『海豹と雲』より引用
  • 「強力メタボリン」は一日に凡そ八粒、それで四ミリになり、必要量だそうです。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 時をぜになりとしてこれを換算せば、一秒を一毛に見積りて、壱人前いちにんまへ睡量凡ねぶりだかおよそ八時間を除きたる一日の正味十六時間は、実に金五円七拾六銭に相当す。 尾崎紅葉『金色夜叉』より引用
  • 維新の際、旧旗本の人々を静岡に移したのは凡そ八万人もあつたが、政府では十日の間に移してしまへと注文したけれども、それは到底出来ないから二十日の猶予を願つて汽船二艘で以て運搬した。 勝海舟『旗本移転後の始末』より引用
  • 同じミコトでも一方は「尊」で、一方は「命」となっているのはどういうことかと思ったが、境内は「凡そ八五〇〇坪」という大きな神社となっていた。 金達寿『日本の中の朝鮮文化 12 陸奥・出羽ほか』より引用
  • ぼくは小川町から須田町まで凡そ八百メートルにわたる露店街を既に二往復し、漸く夕方の涼風が立ち始めたと感じられなくもない時刻、呆然として須田町の交叉点の一隅に立ち尽してしまっていたのであった。 柴田翔『されどわれらが日々──』より引用
  • 私自身を例にとれば、私が支那人の標準に立つて支那人を批判し得る樣になつたのは、支那に渡つてから凡そ八年目ぐらいの時代であつた樣に記憶する、之は恐らく極端な例で私のイコヂな個性と生れつきの鈍感から來て居ることゝ思ふが、充分に公平且つ聰明な人でも二年や三年は此の漆桶から拔け切ることは難しからうと思ふ。 橘樸『支那を識るの途』より引用