凡そ二

66 の用例 (0.01 秒)
  • 彼は、この一年位ひの間凡そ二三十回も私の住家に通ひ詰めたであらう。 牧野信一『歌へる日まで』より引用
  • それ迄にどれ丈けの金がかゝつたかといふと凡そ二万であります。 有島武郎『農場開放顛末』より引用
  • 東京駅前の中央郵便局では局をとりかこんでおよそ二千名の坐りこみ。 石川達三『充たされた生活』より引用
  • それから一昨年「その面影」が出るまでには凡そ二十年を經過してゐる。 蒲原有明『長谷川二葉亭』より引用
  • 総勢凡そ二百四十名、二十三日に京都郊外壬生みぶに着いたがこれを新徴組と云ふ。 菊池寛『大衆維新史読本』より引用
  • 実に過去に於て、こうして焼き棄てた原稿が、およそ二千枚にもなってるだろう。 萩原朔太郎『詩の原理』より引用
  • そこの島の八月、今から凡そ二十年も前のことですが、公園に始めてホテルが出来たのです。 原民喜『絵にそへて』より引用
  • 毎年小学校を卒業する子供たちの数は随分夥しいもので、昭和十四年度には凡そ二百三十七万人余であった。 宮本百合子『国民学校への過程』より引用
  • イヤハヤ殆んど言語道断だ、四つ足の俺達より凡そ二三段下つてるよ。 内田魯庵『犬物語』より引用
  • 支部によって指導される文学サークルは凡そ二百十余もある。 宮本百合子『国際無産婦人デーに際して』より引用
  • この作業の日には、附近の農家から、手のあいた女たちが凡そ二十人近くも手伝いに来た。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • 僅かな人数の排除であったにも拘らず、完了までに凡そ二時間を要する程であった。 松下竜一『砦に拠る』より引用
  • 学校から田辺の家まではおよそ二里ばかりあるが、それくらいの道を歩いて通うことは一書生の身に取って何でも無かった。 島崎藤村『新生』より引用
  • 去年十二月下旬日本銀行の紙幣発行高は、凡そ二〇〇〇億円であった。 宮本百合子『正義の花の環』より引用
  • 風が吹いて来ると、その紙鳶は空に上つて行つて、凡そ二百メエトル位の高さになつた。 ファーブル・ジャン・アンリ『科学の不思議』より引用
  • およそ二時間近くも待って、人々が緊張に疲れて来た頃、ずっと向うの林のかげから騎馬の兵が二騎あらわれた。 海音寺潮五郎『平将門 下巻』より引用
  • 凡そ二週間以上も彼等としたしみながら、私が彼等のために為し得たところは、ただこの一杯の熱い湯を手に入れたことだけであった。 石川達三『武 漢 作 戦』より引用
  • 凡そ二十年ほど後に、父は再びこの運河を、このハガキに所謂我妹子と子ららやからを伴って通ったのであった。 宮本百合子『中条精一郎の「家信抄」まえがきおよび註』より引用
  • 仇十州きゅうじっしゅうの贋筆はおよそ二十階級ぐらいあるというはなしだが、して見れば二十度贋筆を買いさえすれば卒業して真筆が手に入るのだから、何の訳はないことだ。 幸田露伴『骨董』より引用
  • 彼は英国ばかりでなく、大陸の方へ渡って詐欺に成功し、パリーとウィーンで凡そ二十六万円の金を詐取したといわれて居る。 小酒井不木『錬金詐欺』より引用
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