凡そ三

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  • 此の客は凡そ三日おき位に一遍ずつ必ずやって来る馴染なじみなのであった。 細井和喜蔵『女給』より引用
  • およそ三分ばかり彼は黙って見つめて居たが、急にその呼吸がはげしくなり出した。 小酒井不木『肉腫』より引用
  • 私は大凡おおよそ三十分ぐらいそうして黙ってすわっていました。 谷崎潤一郎『痴人の愛』より引用
  • 岩屋いわやなりおおきなもので、たかさとはばさはおよそそ三四けん奥行おくゆきは十間余けんあまりもございましょうか。 浅野和三郎『霊界通信 小桜姫物語』より引用
  • 凡そ三十分間毎に、俺は氷嚢の端をつまんで沢へ降らなければならなかつた。 牧野信一『木枯の吹くころ』より引用
  • 階段を降りておよそ三間ばかり進んだと思うころ、彼らは壁のようなものにばったりと進路を遮られた。 妹尾アキ夫『凍るアラベスク』より引用
  • 貞世の道ゆきぶりを引くもの凡そ三箇所である。 森鴎外『伊沢蘭軒』より引用
  • いま山畑で凡そ三〇余基、服部川、郡川地域で百数十基を数えることが出来る。 金達寿『日本の中の朝鮮文化 02』より引用
  • これは丸木で彫上ほりあげました物で、長さはおよ三間さんげん、幅は二尺五寸ぐらいあります。 鈴木行三『後の業平文治』より引用
  • およそ三百段も降りた時いよいよ闇穴道あんけつだうの入口に差掛さしかゝつて、其処そこには鬼ならぬ一人の巡査がカンテラを持つて立つて居る。 与謝野寛『巴里より』より引用
  • 一番最初のものは、今からおよそ三十年以前のもので、重明や儀作の生れる二年ほど前の父の手記だった。 甲賀三郎『黄鳥の嘆き』より引用
  • こうした山道がおよそ三時間も続いたろうか。 中島敦『虎狩』より引用
  • しかも内匠頭は先刻からおよそ三十分ほど待たされている。 大佛次郎『赤穂浪士(上)』より引用
  • 今病人の眼の前三尺の処に高さ一尺の火鉢が置いてあるとすると、それは坐つて居る人の眼の前三尺の処におよそ三、四尺の高さの火鉢が置いてあるのと同じ割合になる。 正岡子規『病牀六尺』より引用
  • 凡そ三十分程鑑賞の沈黙が続いたとき、聴覚の最もよく発達した箕島は戸外にある一種の異様な物音をききました。 小酒井不木『稀有の犯罪』より引用
  • およそ三時間の後彼は帰行かへりゆきぬ。 尾崎紅葉『金色夜叉』より引用
  • G伯爵がこんな風にして頻りに味覚神経を光らせながら、大凡そ三十分ばかりも軒下に彳んでいた際である。 谷崎潤一郎/種村季弘編『美食倶楽部 谷崎潤一郎大正作品集』より引用
  • 復興にかかる費用はおよそ三百兆円と試算された。 池上永一『シャングリ・ラ 上』より引用
  • といふ歓声といつしよに私の体は一つの大きなうねりを喰つたかとおもふと、続く鬨の声に伴れて凡そ三メートルちかくの空中へ投げあげられた。 牧野信一『夜見の巻』より引用
  • 或るとしの春、私は、生れてはじめて本州北端、津軽半島を凡そ三週間ほどかかつて一周したのであるが、それは、私の三十幾年の生涯に於いて、かなり重要な事件の一つであつた。 太宰治『津軽』より引用
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凡そ三 の使われ方