凡そ一

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  • それから女中が帰って来るまでにおよそ一時間かかったそうです。 小酒井不木『三つの痣』より引用
  • と凡そ一分も經たぬ中に夕立の如く、笹原をこめて降りしきつたのだつた。 桜間中庸『城山のことなど』より引用
  • それが凡そ一時ひとときあまり、四苦八苦の内に続いたでおぢやらう。 芥川竜之介『きりしとほろ上人伝』より引用
  • 按摩は、それから彼が恋のかたきを殺すに至るまでのいきさつをおよそ一時間近くも話した。 小酒井不木『按摩』より引用
  • 凡そ一国の大臣たるものは、須らく之だけの落ち付きと見識とを持っているべきだろう。 戸坂潤『社会時評』より引用
  • ようやく安心して、やがて話し話し行く連の二人の後姿うしろすがたは、と見るとその時はおよそ一町程も離れたろう。 島崎藤村『破戒』より引用
  • 一本のから一日におよそ一ポンドの採収が出来ると云ふのが真実ほんとうなら大した利益のあるはずである。 与謝野寛『巴里より』より引用
  • 搏ちかけてからおよそ一時間を経て居たのだ。 小酒井不木『恋愛曲線』より引用
  • その下の端が地平線に達してから、上の端が全く地平線に隠れ終るまでにおよそ一時間かかった。 ニューコム・シモン『暗黒星』より引用
  • 三千二百両は矢張りその時自供した盗金の金高であるが、実は凡そ一万二千両程に及んだだらうといふ。 木村荘八『両国今昔』より引用
  • そして階段が折れ曲つた個所には凡そ一坪位ゐの広さを持つた脚場のやうな床が張つてあつて、そこには破目に一つ宛の小さな窓があいてゐた。 牧野信一『沼辺より』より引用
  • およそ一国民として欠く可からざるものは、其の一致的活動なり。 北村透谷『国民と思想』より引用
  • 下附までには凡そ一ヵ月以上かかるという話であった。 宮本百合子『二つの庭』より引用
  • 成立学舎では、およそ一年程も通ったが、その翌年大学予備門の入学試験を受けて見ると、前いうたようにうまく及第した。 夏目漱石『私の経過した学生時代』より引用
  • 伊豆なんかはお米をかついで行ってひるめしだけ三円、凡そ一日には十二三円以上かかることになって来ました。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 生徒は男子ばかりだが、小学科を七年、その上に二年の商科を通じておよそ一千人を教育して居る。 与謝野寛『巴里より』より引用
  • そのために、僕はおよそ一ヶ月かかったよ。 小酒井不木『卑怯な毒殺』より引用
  • およそ一カ月前に御通知がありましたが、私は、その時になって見なければ、出られるか出られぬか分らぬために、すぐにお答をすることが出来ませんでした。 夏目漱石『教育と文芸』より引用
  • 凡そ一週間と云うものは留置せられたのだった。 甲賀三郎『支倉事件』より引用
  • ここに集められている宮本顕治の諸評論は、凡そ一九二九年頃から一九三二年三月頃まで、ほぼ三年間に書かれたものである。 宮本百合子『『文芸評論』出版について』より引用
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