凝視

全て 名詞
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  • わたしの凝視のもとで彼に起こった急激な変化を、わたしは見てとった。 ディケンズ/北川悌二訳『ピクウィック・クラブ(上)』より引用
  • それがどこからきたのか見当もつかぬままに、彼女はそれを凝視した。 ジョン・ヴァーリイ『ティーターン』より引用
  • ところがふいにその少女が僕の顔を凝視めてね、急に叫んだものだよ。 坂口安吾『狼園』より引用
  • 文華の方を見るが、彼女は姉ではなく相変わらずテレビを凝視ぎょうししていた。 中村恵里加『ソウル・アンダーテイカー』より引用
  • 僕は風呂に入つたりするとその痕を凝視して追憶にふけることもあつた。 斎藤茂吉『念珠集』より引用
  • 彼もこれにならって凝視と静観とによって真実を見出そうとしたのである。 中島敦『文字禍』より引用
  • 正面に仁王立ちに突ッ立ったまま、強い目で相手を凝視しながら言った。 海音寺潮五郎『平将門 中巻』より引用
  • 付いてきた少年が足を停めて、胸元に川風を入れる大男の頭を凝視した。 もりたなるお『金星 相撲小説集』より引用
  • 良の目が正面から滝を凝視しており、我にもあらず彼はどきりとした。 栗本薫『真夜中の天使2』より引用
  • モウ一度眼を皿のようにしてその声の聞こえて来る方向を凝視した。 夢野久作『ドグラ・マグラ』より引用
  • ちょっと形の悪い自分の足の爪を凝視して、胸いっぱいの息と緊張を吐く。 竹宮ゆゆこ『とらドラ! 第10巻』より引用
  • 柿の落葉の色彩の美しさは拾ひあげて凝視しないではゐられないほどだ。 種田山頭火『其中日記』より引用
  • フランシスをにらむように凝視すれば、彼も真剣な目をこちらに向けた。 谷瑞恵『伯爵と妖精 第18巻 魔都に誘われた新婚旅行』より引用
  • けれども暫くの間は行の末尾を凝視した切り顔を上げる事が出来なかった。 夢野久作『暗黒公使』より引用
  • 女は、そうすれば遅れが取り戻せるとでもいうように画面を凝視していた。 長嶋有『タンノイのエジンバラ』より引用
  • 興味の泡を両眼にはじけさせながら、自分を殺そうとした娘を凝視する。 田中芳樹『銀河英雄伝説 06 飛翔編』より引用
  • 視線がふと出会った時、じっと相手を凝視したのは弓子のほうだった。 遠藤周作『協奏曲』より引用
  • ハルユキがまじまじと凝視ぎょうしするなか、桜色の小さなくちびるがそっと開かれた。 川原礫『アクセル・ワールド 06 -浄火の神子-』より引用
  • じっとマロリーを凝視みつめているうつろな瞳はその顔を一瞬もはなれない。 マクリーン『ナヴァロンの要塞』より引用
  • 兆二郎は天井の穴に目をつけて、息をのみながら久米一の仕事を凝視ぎょうしする。 吉川英治『増長天王』より引用
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