冴え

全て 動詞 名詞
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  • 男具那は眼を閉じ同化しようとしたが、意識の一部がえていて無理である。 黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 2 西戦の巻(上)』より引用
  • しかし無表情な凌央のひとみは、いつもよりさらにえているように思えた。 谷川流『電撃!!イージス5 第02巻』より引用
  • 庸三は葉子の手術のメスのえを見せたあの紳士のことをいてみた。 徳田秋声『仮装人物』より引用
  • とても小さいけれどもぽってりとした厚味のある唇で、濃い紅が冴えます。 林真理子『本朝金瓶梅』より引用
  • 見苦しく肩で息をするおれの背中に、えとした声が掛けられた。 喬林知『今日からマ王 第11巻 「めざせマのつく海の果て!」』より引用
  • 夜の降りが強かつたので秋の空は研ぎ出したやうに冴えて見える。 長塚節『隣室の客』より引用
  • 露地は静まりかえっていて、夜空には冴えた星の光が一面に散っている。 吉村昭『一家の主』より引用
  • 或時は其聚つて騒ぐ声が夕焼の冴えた空に響いて遠く聞えることがある。 長塚節『隣室の客』より引用
  • 次第に夜は更けてきた 反対に人々の眼は益々冴えて 沈黙勝になつていつた。 小熊秀雄『小熊秀雄全集-07』より引用
  • ぼくは頭がひどくえて冷静になり、現実の問題を話そうと思った。 ヘミングウェー/高村勝治訳『武器よさらば』より引用
  • このことは彼にはかなり重要な問題で、考え始めると眼が冴えてゆくばかりだった。 横光利一『旅愁』より引用
  • うめいたきり、あきれた顔をして、八十三郎のえた横顔を見まもっていた。 吉川英治『松のや露八』より引用
  • 風の唸る中を、凍てついた路を渡る下駄の冴えかえった音が響いて来た。 梶井基次郎『梶井基次郎全一巻』より引用
  • それとも虫の知らせとでも言うべきかんえによるものだろうか。 井上堅二『バカとテストと召喚獣 05』より引用
  • 何という冴えた表現であろうと、自分はこの数行を読む度に感嘆する。 菊池寛『志賀直哉氏の作品』より引用
  • 目の色や鱗の色の冴えを失ったのがいけないことは言うまでもない。 北大路魯山人『料理の秘訣』より引用
  • けれど目がぱっちりと冴えてしまったので、このまま起きていることにする。 米澤穂信『春期限定いちごタルト事件』より引用
  • ただその真中まんなかの六畳ばかりの場所はえぬ色のタペストリでおおわれている。 夏目漱石『倫敦塔』より引用
  • わたしたちの後方一〇メートルほどの位置を、一匹のえない犬がついてきていました。 田中ロミオ『人類は衰退しました 02』より引用
  • 練吉の額は今青いと云ふより磁器のやうな冴えた白さに変つてゐた。 田畑修一郎『医師高間房一氏』より引用
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