冴え渡り

全て 動詞
32 の用例 (0.00 秒)
  • おれのせいじゃないよ、とでも言っているように、空は冴え渡っている。 菊地秀行『トレジャー・ハンター09 エイリアン京洛異妖篇』より引用
  • 優しいなかにも一種の勇気を含んでいるような、冴え渡った声であった。 岡本綺堂『玉藻の前』より引用
  • 雲はなく、え渡るような月と、その周囲に無数の星が散らばっている。 鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第10巻』より引用
  • からだは少し気だるいようだったが、頭の中はからりと冴え渡っていた。 南條範夫『山岡鉄舟(三)』より引用
  • だが彼の顔は晴々とわたり、何の苦慮くりよの色をも止めてはおらなかった。 高木彬光『首を買う女』より引用
  • 戦闘開始からすでに二時間以上が経っているが、剣はいよいよ冴え渡っている。 榊涼介『ガンパレード・マーチ 08 九州撤退戦・上』より引用
  • 眠っているときでも刃のようにえ渡っていた意識は彼らの人生の中でもわずかな時間だった。 池上永一『シャングリ・ラ 下』より引用
  • 一日中四国を歩き回って、体は疲れているのに、頭は冴え渡っている。 津村秀介『松山着18時15分の死者』より引用
  • だが、体は疲れているはずなのに目はすっきりと冴え渡っている。 高橋克彦『即身仏(ミイラ)の殺人』より引用
  • 心を鎮めれば鎮めるほどに、ただ神経が冴え渡っていくばかりだった。 虚淵玄『沙耶の唄』より引用
  • 感覚だけがえ渡り、音や、においや、周囲の様子ようすがくっきりと認識できる。 三雲岳斗『レベリオン 第01巻』より引用
  • もはや動くものもない野辺の空に月は冴え渡り、やがて血臭も散った。 菊地秀行『吸血鬼ハンター15 D-魔戦抄』より引用
  • が、奇妙なことなのだが、それと同時に、頭が鮮やかに冴え渡っていきもしたのだ。 有栖川有栖『ダリの繭』より引用
  • すでに四合ほど飲んでいたが、頭はふしぎにえ渡っている。 盛田隆二『サウダージ』より引用
  • 茅もそこに泊まっているうちに、ある夜の月がひどく冴え渡った。 岡本綺堂『中国怪奇小説集』より引用
  • 夏の夜明けの空気は冴え渡っているが、小峰にはそれを味わう余裕はなかった。 石田衣良『赤・黒(ルージュ・ノワール) 池袋ウエストゲートパーク外伝』より引用
  • 冷たい蒲団にもぐり込むと、頭がえ渡って、つぎからつぎへと思考が回転した。 内田康夫『天河伝説殺人事件(下)』より引用
  • しかし、一人として彼女のますますわたったそのほがらかな眼を見詰めている者は誰もなかった。 横光利一『日輪』より引用
  • そう考えれば考えるほど、意識が冴え渡ってきてしまうのだ。 夢枕獏『神々の山嶺 下』より引用
  • そのことを思うと私の目はえ渡った。 大崎善生『孤独か、それに等しいもの』より引用
  • 次へ »