冴えわたっ

全て 動詞
53 の用例 (0.00 秒)
  • 頭上の空は青藍色せいらんしよくえわたり、西の空低く、大きな月がかかっていた。 光瀬龍『紐育、宜候 SF〈太平洋戦争〉』より引用
  • 空は晴れ、中秋の月が冴えわたり、人生最後の夜の条件はそろっていた。 柴田錬三郎『(柴錬立川文庫5) 日本男子物語』より引用
  • 空にはとても東京では見られないような数の星が満天に冴えわたって光輝している。 横尾忠則『わが坐禅修行記』より引用
  • 体調をととのえるために眠っておかなければと焦るほどに目はえわたる。 森村誠一『致死眷属』より引用
  • だから体は疲れ果てているのだが、逆に神経は冴えわたり眠りはなかなか訪れてはくれなかった。 桐野夏生『OUT(上)』より引用
  • 肉体を裏切って、私の中にある神経のすべてが、冷たくえわたっていた。 小池真理子『狂王の庭』より引用
  • 冷たくえわたった空には、とぎすましたかまの刃のような月が浮かんでいる。 安部龍太郎『戦国秘譚 神々に告ぐ(下)』より引用
  • その夜、月はえわたる光を放ち、海の底深く見すかすことができた。 ラヴクラフト全集6『09 「未知なるカダスを夢に求めて」』より引用
  • 眺めるうちに頭がすっと冴えわたり、そこに直接、声が聞こえてきた。 かんべむさし『建売住宅温泉峡』より引用
  • 明かり取りの窓からは、不気味なほど白くえわたった月が見えた。 水野良/白井英/山本弘『妖魔夜行 悪魔がささやく』より引用
  • 絶体絶命の状況になればなるほど、心がえわたり、全身に力がみなぎってくる。 水野良『魔法戦士リウイ 第03巻』より引用
  • 私自身は、そんなときには、いつも、頭のすみずみまでえわたっていた。 ミラー/大久保康雄訳『南回帰線(上)』より引用
  • 夜学校を出た時真暗らだと思われていた空は実際は初冬らしくこうこうと冴えわたって、無数の星が一面に光っていた。 有島武郎『星座』より引用
  • 身体を横にしたところで、頭は却ってえわたりそうだった。 帚木蓬生『受精』より引用
  • 眠っててもあんた、頭が冴えわたってくるわけですよ。 足立倫行『妖怪と歩く ドキュメント・水木しげる』より引用
  • 冴えわたっている時の感覚だが、ベンチにいる以上、宝の持ち腐れと言える。 野沢尚『龍時(リュウジ)03―04』より引用
  • 見あげているうちにも、空はますます冴えわたり、月はいよいよその輝きを増してゆく。 夢枕獏『陰陽師太極ノ巻』より引用
  • 彼女の声は金属音のようにえわたった。 ドストエフスキー/工藤精一郎訳『罪と罰』より引用
  • 手触りを楽しむことはできても、目はいよいよ冴えわたるばかりだ。 荻原規子『西の善き魔女1 セラフィールドの少女』より引用
  • 何もかもが白く冴えわたり、空港のロビーのような穏やかさに包まれている。 冲方丁『マルドゥック・スクランブル The Second Combustion 燃焼』より引用
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