冴えている

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  • 二時頃まで目がえていたので、実際には五時間も睡眠を取っていない。 高橋克彦『南朝迷路』より引用
  • 十八九日あたりの月がラグビイの球に似た恰好をして寒空に冴えていた。 中島敦『虎狩』より引用
  • 上の意識は発情した獣のものだったが、底の意識はしいんと冴えていた。 半村良『石の血脈』より引用
  • そのけものそのものの感覚が冴えていなければガロウ・ランの長にはなれない。 富野由悠季『オーラバトラー戦記 01 アの国の恋』より引用
  • ところが、あれだけの苦痛を抱えていながら、やつの頭は冴えていたんだ。 イネス/池央耿訳『孤独なスキーヤー』より引用
  • ふだんでもルビーのように赤いその唇の色は、いっそうえていました。 クレランド/江藤潔訳『ファーニィ・ヒル』より引用
  • そのせいか、今夜の彼女の美しさは、いちだんと冴えているようだった。 源氏鶏太『天上大風』より引用
  • しーんとして、川へ映った星の色だけがさっきに増して冴えている。 子母沢寛『父子鷹 上巻』より引用
  • 怒りと興奮で血が湧きたち、そのくせ頭の中だけが異様に冴えている。 菊地秀行『トレジャー・ハンター02 エイリアン魔獣境 I』より引用
  • ずっとのこっていた酔いはすっかりさめて、頭は水のようにえていた。 海音寺潮五郎『天と地と(二)』より引用
  • それまで自分が眠っていたとは思えないくらい、頭がえていた。 小川洋子『薬指の標本』より引用
  • その点、将棋には負けたか知れないが、吉川英治の筆の方が冴えている。 和田利夫『昭和文芸院瑣末記』より引用
  • 広巳は朝から飲んでいた酒で体はふらふらになっていたが、頭は冴えていた。 田中貢太郎『春心』より引用
  • 男具那は眼を閉じ同化しようとしたが、意識の一部がえていて無理である。 黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 2 西戦の巻(上)』より引用
  • しかし無表情な凌央のひとみは、いつもよりさらにえているように思えた。 谷川流『電撃!!イージス5 第02巻』より引用
  • この異常な動悸といい、熱っぽさといい、頭はしっかりえているのに。 小林めぐみ『ねこのめ 第1巻 天秤の錯覚』より引用
  • 羽女が傷を受けなかったのは、腕がえていたせいであろう。 黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 3 西戦の巻(下)』より引用
  • あんなに目がえていたのが、考えている間に、眠くなってしまったのだ。 赤川次郎『滅びの庭』より引用
  • おえんの鉤縄の技がえているので、下手に手をだすのがはばかられた。 南原幹雄『付き馬屋おえん吉原御法度』より引用
  • 冴えていた彼の耳が、何処から来るとも知れないその音を捉えた。 小林多喜二『工場細胞』より引用
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