冴え

全て 動詞 名詞
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  • 冴えない顔はそれが原因だったのかと、加藤はふうっとため息をついた。 榊涼介『ガンパレード・マーチ 05 5121小隊 episode ONE』より引用
  • あまりに冴えた女性はどうも男達からの評判はよろしくないことが多い。 小出楢重『めでたき風景』より引用
  • その一方で、頭のどこかが、ひどくえてくるような気がするのである。 山口瞳『人殺し(下)』より引用
  • 灯が白く冴えて、病間は病間らしくない木ぐちの新しさと木の香だった。 吉川英治『私本太平記』より引用
  • 春の夜も、山荒れのあと二、三日は、冬のような月のえ方をしていた。 吉川英治『鳴門秘帖』より引用
  • 十八九日あたりの月がラグビイの球に似た恰好をして寒空に冴えていた。 中島敦『虎狩』より引用
  • 昼間ならば、晩秋の冴えた空を背景に緑の山が連なるのが見えただろう。 小野不由美『屍鬼(上)』より引用
  • それにどんな少女も持っていないようなえ冴えしたを持っていた。 ディケンズ/村岡花子訳『クリスマス・カロル』より引用
  • その冴えた鑿のあとがはつきりと線になつて残つてゐるぢやないですか? 田山録弥『石窟』より引用
  • 彼地かのちの花の色は降霜に近づくほど次第に冴えて美しくなるそうである。 寺田寅彦『札幌まで』より引用
  • そのけものそのものの感覚が冴えていなければガロウ・ランの長にはなれない。 富野由悠季『オーラバトラー戦記 01 アの国の恋』より引用
  • 歩いている間にも一秒ごとに体力がつき、頭が冴えてくるのを感じた。 ジェイムズ・ブリッシュ『07 小惑星回避作戦』より引用
  • 隣のT夫人が外から呼ぶので戸をあけて見たら月が墓地に冴えてゐた。 阿部次郎『三太郎の日記 第三』より引用
  • ところが、あれだけの苦痛を抱えていながら、やつの頭は冴えていたんだ。 イネス/池央耿訳『孤独なスキーヤー』より引用
  • ふだんでもルビーのように赤いその唇の色は、いっそうえていました。 クレランド/江藤潔訳『ファーニィ・ヒル』より引用
  • そのせいか、今夜の彼女の美しさは、いちだんと冴えているようだった。 源氏鶏太『天上大風』より引用
  • 作者に於ては冴えた星の光と寒さとの間に何か感覚のつながりがあるであらう。 平野万里『晶子鑑賞』より引用
  • 月光は白くえ、その中を幼い娘を失った母親の悲しみが走っていた。 井上靖『星と祭上』より引用
  • その額や頬から血の気が引いて、緊張した皮膚が透明なまでに冴えた。 豊島与志雄『塩花』より引用
  • 秋津は冴えて澄んだ気配をもってはいたが、底の冷たい淋しい町だった。 藤原晋爾『秋津温泉』より引用
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