再三再四
全て
名詞
102 の例文
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飯盛によると、ラジウムを含む鉱物に通常含まれる親核種のウランが検出されなかった。方法を変えて再三再四試みたが、それでもウランは検出されなかった。これについて垪和は「この鉱物は水成鉱物であるからラジウムだけが偶然ウランから離れて沈積したものであろう」と見解を述べた。
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プロメテウスの代りに鎖に縛られ、彼自身が火をもたらした者になったのだ。その夜、ヨアトルに再三再四ついばまれたあと、彼は最初の夢を見た。火の中に生きる夢を。
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反対側の左手に佐藤昭子の部屋があった。田中のところに人が来て、軍資金をもらうことが再三再四ある。田中は佐藤を呼ぶ。
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振り落されるだろうと思った。今まで再三再四試みて、いつもこっぴどく振りとばされていたのだ。だが今日は落さなかった。
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だが再三再四言われると、そんな気がしないでもない。半信半疑の朝倉勢が迎撃の用意をすると、果して坪坂は雲霞のごとく攻め寄せて来た。
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あなたは、これらの柵を一定の境界線のように御想像なさってもいけませんの。これは、バルナバスも、私に、再三再四、注意してくれていますことですわ。彼が行く事務局にも、いくつか、柵があるのです。
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むろん竹鶴も、一介の化学教師で終るつもりなどさらさらなかった。なんとか本格ウイスキーを造りたいと、再三再四、機会を求めてはいた。
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敵ながら、この日のあっばれな振舞にわしは敬意を表したものだ。再三再四、わしはシュタイン伯爵とそれにつづく騎兵との距離を目測した。うしろへむきなおって、先ほど軽騎兵をやっつけたように、仲間が応援に駆けつけるまえにシュタイン伯爵を斬り倒そうと思った。
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その所業はなはだ悪むべし。自分の金を貸して返さざる者あらば、再三再四力を尽くして政府に訴うべきなり。しかるにこの政府を恐れて訴うることを知らず、きたなくも他人の名目を借り他人の暴威によりて返金を促すとは卑怯なる挙動ならずや。
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けっきょく情報部の報告では、<ウィスパード> の研究施設はハバロフスクだけだということだった。国内を再三再四にわたってチェックしても、そうした設備をあつかっているところは他になかったらしい。
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重大な反逆行為である。評議会は、再三再四、評議会が新しく任命した人物に将軍の座を譲るよう命令した。だが、アシュラムはそれに従うどころか、カノンの統治者に任命されていた人物を拉致し、マーモ本国に送りかえすという暴挙を行った。
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あらためて、もっとゆっくりと取りかかった。わたしの人さし指は再三再四、四つの組合せの最初の突起の上をたどった。
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消防車の高圧放水による協力を得るほかない。ところが電話による再三再四の要請にもかかわらず、消防隊は一向に動こうとしない。業を煮やした私は、松浦警部を従えて消防署長の姿を求めてかけまわった。
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だが石田三成もただの鼠ではない。それだけ我が身を狙われていながら、尚且つ再三再四にわたって家康暗殺を試みている。第一回目は何と秀吉が死んだ翌日の八月十九日だった。
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「赤いクメール」ポル・ポト政権の国民管理法は、徹底した「集団化」であった。食糧の配給、住民居住地の指定と、再三再四にわたるその移動、そして集団労働。ポト政権の首脳らは、農村と都市部の意識・生活格差があまりに大きい自国の特殊性を考えて、都市的なもの、都市住民的発想の根絶を、その政策の土台にすえた。
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エイヤーは、有名な派手な交際家で、女たらしでもあり、生涯にディー・ウェルズ、バネッサ・ローソンらと4度の結婚をしている。再三再四、彼はロンドンのクラブに出没しダンスやお喋りを楽しむのが常であった。彼は、アイザイア・バーリンの友人でもある。
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あなたがたもお読みになったのだから、ヨークが再三再四にわたって、そのことをくりかえしているのがおわかりになったはずです。