具合を験

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  • 加藤は押入からスケートの車を取り出して回転の具合を験べたり、油を注したりしてゐた。 牧野信一『明るく・暗く』より引用
  • アメリカ製の昔の台ランプを持ち出してネジの具合を験べた。 牧野信一『F村での春』より引用
  • そしてあわてるように身を動かして、貞世の頭の氷嚢ひようのうの溶け具合をしらべてみたり、掻巻かいまきを整えてやったりした。 有島武郎『或る女』より引用
  • さう云へば、ほんたうにその鐘の大きさまでも直径が一尺もあるかなしの手頃な格構で、私は思はず拳を固めて鳴り具合を験べて見たい慾求を我慢するためには可成りの努力を要した位であつた。 牧野信一『「学生警鐘」と風』より引用
  • 彼はそんなことを云ひながら、悠々と風呂敷をはらつて、学生時分に独りで、海辺の家で日毎吹奏したことのあるコルネツトを、久し振りに口にあてゝ、音は発せずに、仔細に具合を験べるやうな手つきをした。 牧野信一『鏡地獄』より引用