具える

全て 動詞
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  • 形式をそなえない断わりを言われたと解釈した僕はしばらくしてまた席を立った。 夏目漱石『彼岸過迄』より引用
  • それは機械技術の時代の産物であり、この時代のあらゆる特徴を具えている。 三木清『人生論ノート』より引用
  • 形をそなえた幻を斬るには、Dといえど特別の剣技を必要とするだろう。 菊地秀行『吸血鬼ハンター別巻01 D-昏い夜想曲』より引用
  • 胸を締めつけるような、人生的なドラマの要素を、残りなく具えているよ。 ガードナー/田中西二郎訳『どもりの主教』より引用
  • 私は、経済学がそれらの二つの性質を具えたものであると思う。 ワルラス・マリー・エスプリ・レオン『純粋経済学要論』より引用
  • 作品ににじみ出ている人情味を、決して彼自身が具えていたわけではない。 神西清『チェーホフ試論』より引用
  • それをあえてするのが当然だと判断するだけの識見をそなえた人です。 夏目漱石『行人』より引用
  • これらの要塞が具えている大砲の射程は長く、見張りにも使われていた。
  • 前よりは一層奇抜なその質問は立派に三段論法の形式を具えていた。 夏目漱石『明暗』より引用
  • しかし影でなくて朦朧もうろうながら二人の身も衣装もそれぞれ色彩を具えた。 南方熊楠『十二支考』より引用
  • それによって人間は、全く開かれた可能性を具えて、精神的に真の人間となった。
  • 船は一隻ごとに民家十軒ほどの大きさがあり、おおゆみそなえつけていた。 田中芳樹『風よ、万里を翔けよ』より引用
  • 私の要点は、どうか教育に志す以上は吾々が教育家たるの資格を具えたい。 新渡戸稲造『教育家の教育』より引用
  • たとえ冷たな芸術品でも優しみと若やかな感じとは具えていなければならぬ。 小川未明『若き姿の文芸』より引用
  • 明らかにその地方独特の女の顔立ちの特徴をそなえたマリアであった。 井上靖『星と祭上』より引用
  • 行為の立場において主体といわれるのは単なる意識でなく、身体を具えた自己である。 三木清『哲学入門』より引用
  • それは甘味があってしかもなまで食う所がくだものの資格を具えておる。 正岡子規『くだもの』より引用
  • その神の威厳を人が天から得るにおいて、具えることは一つも無い。
  • クラムのそば近くにいたときは、あれほど途方もない魅力を具えた女だった。 カフカ/谷友幸訳『城(上)』より引用
  • 現在人気物の片輪などはたいていの資格をそなえていますがね、ただ鼻だけきいているのです。 芥川竜之介『不思議な島』より引用
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具える の使われ方