共鳴箱

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  • 屋根をたたく豪雨は、古い木造家屋全体を共鳴箱として、不思議な音空間を作り出していた。 貴志祐介『青の炎』より引用
  • 内部構造は比較的単純で、左側に鍵盤、右側に響板が位置し、響板の下の空洞が共鳴箱となる。
  • 人間をほかの動物からとび抜けて発達させ,今日の文明をもたらした原動力の一つは,人間が言葉を使えるようになったことに由来するが,言葉を発音する際には共鳴箱としての口腔そして共鳴箱を調節する舌,唇音を出すときの口唇の働きは欠くべからざるものである。 高橋長雄『からだの手帖』より引用
  • カーヌーンは台形の共鳴箱の上に平行に多数の弦を張り渡した弦楽器で、手前が高音の弦となる。
  • その上それは池の上で消えることなしに、堂内に呼び込まれた水に誘はれて貝殻のやうな庵の奥へ駆け込むと、庵全体を共鳴箱と擬して、ほんたうの貝殻を耳に当てた時のやうな空鳴を漂はすのであつた。 牧野信一『天狗洞食客記』より引用
  • 共鳴箱と琴格とネックは木でできており、,音箱はウメの花の形をしているため、梅花琴または梅花秦琴とも呼ばれている。
  • 共鳴箱の側面や支柱には手彫の彫刻や寄木細工などの装飾が施されており、工房や個体によって少しずつ模様が違う。
  • 細長い共鳴箱と、1本のメロディ弦、3本から7本のドローン弦からなる。
  • キタラーは、等幅の肋材または側面板で繋がれた、平面状または僅かに湾曲のある二枚の共鳴飾板からなる、厚みのある木製の共鳴箱を備えていた。
  • 私の額からはじりじりとあぶら汗が流れて、もう目も見開いては居られなくなつた時、不図私は、この巨大な共鳴箱が悪魔の騒ぎを抱いたまま、ふはふはと天へ浮きあがつてゆく心地に誘はれたかとおもふと、やがて打上花火の弾丸のやうに一直線へ天上へ向つて飛びあがつた瞬間、それは轟然たる音響と共に爆発した。 牧野信一『創作生活にて』より引用
  • なおエレクトリックであるもののうち、楽器本体内部に共鳴箱を持たせてその振動をも増幅するものは区別して「エレアコ」「セミアコ」等と呼ぶことが多く単にエレクトリックベースギターと言った場合は楽器本体内部に共鳴箱がないソリッドボディのものを指すことが多い。
  • 本体の共鳴箱や棹の材質は製作者によって異なるが、内モンゴルではエゾマツやシロマツなどの松材を用い、モンゴル国ではシラカバを用いる場合が多い。
  • 蝉の声が此処を先途と鳴り響いて、森全体は世にも騒然たる狂躁音をはらんだ一個の共鳴箱と化して、今にも破裂しさうであつた。 牧野信一『創作生活にて』より引用
  • また、ユニットの前方と後方を別々のヘルムホルツ共鳴箱で囲って低音を増強する方式もあるが、これらの共鳴周波数を同一にすると共鳴穴から出てくる共鳴音も丁度逆位相になって互いに打ち消しあうため、共鳴周波数は1オクターブ以上ずらす必要がある。