共鳴り

全て 名詞
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  • 実際、彼の肉体の一部はブルンブルンと共鳴りを発したくらいであった。 山田風太郎『忍法女郎屋戦争』より引用
  • それがサフィアーンの精神こころの認識した、共鳴ともなりの作用の第一の表出あらわれでした。 古川日出男『アラビアの夜の種族3』より引用
  • 松本さんの部屋へ電話がかかってきたとき、こっちの電話のベルが共鳴りすることがあるんです。 横溝正史『夜の黒豹』より引用
  • その響きに、自分の心も、フラフラと共鳴りを感じたのではあるまいかということが、彼女にとっては非常な恥かしさである、不安なのであった。 宮本百合子『地は饒なり』より引用
  • それにくらべれば、自分とお縫、自分と鮎姫のあいだにこそ、もっと魂の共鳴りを発すべきであったのに、自分は彼女たちを無視し見殺しにしようとした! 山田風太郎『江戸忍法帖』より引用
  • のみならず、その十字架を以て十字を切れば、そなたらの体内の鈴が共鳴りを発するのじゃ。 山田風太郎『外道忍法帖』より引用
  • さうして、この「感じ」が一つ一つ認められるとともに、また全体が共鳴ともなりして、絶えまない水の流れゆくやうな交響楽を奏するのである。 大手拓次『「香水の表情」に就いて』より引用
  • 共存のつぎの段階、あえていうならば共鳴ともなりでした。 古川日出男『アラビアの夜の種族3』より引用
  • あのなよなよと弱々しいお万さまが、あの物凄ものすごい怪物と、あんな美しい共鳴りの音をたてるはずがない。 山田風太郎『伊賀の聴恋器』より引用
  • 或る早春の非番の日、おしゅんからの猛烈な呼び出し状を見るに及んで、紋三郎の共鳴り現象は絶頂に達した。 山田風太郎『忍法女郎屋戦争』より引用
  • そこにかかれてある文字は、柳生如雲斎の胸奥に弦音のごとき共鳴りを発しないものはない。 山田風太郎『忍法帖6 魔界転生 上』より引用
  • これが童貞女たちの体内の鈴に共鳴りを発せしめる十字架か。 山田風太郎『外道忍法帖』より引用
  • サフィアーンの精神に共鳴ともなりして。 古川日出男『アラビアの夜の種族3』より引用
  • 淡い秋霧に包まれた桐や棕櫚しゅろが、閉めた窓々を透して流れ出る灯に、柔かな輪郭りんかくを浮かせている静かな、ぬれた病院の中庭を眺めながら、自分は魂のささやかな共鳴りを感じた。 宮本百合子『一つの芽生』より引用
  • 猛烈な爆音に、機体が共鳴りしはじめる。 城山三郎『忘れ得ぬ翼』より引用
  • 伽羅のうちふる青銅の十字架とともに、それと共鳴りを発する鈴の音を求めて、扇千代と、天草党の鳥羽大膳亮と志摩法之進はうごいてゆく。 山田風太郎『外道忍法帖』より引用