六尺四方

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  • その声がはたと切れて、七本の針が、まさに六尺四方に闇をきって飛んだ。 山田風太郎『風来忍法帖』より引用
  • 大きさは六尺四方の箱で、丸い玻璃があちこちにつき出し、美しく輝く。 菊地秀行『トレジャー・ハンター01 エイリアン秘宝街』より引用
  • 妙に思われたのは、これまで虫干しでも見かけたことのなかった六尺四方の豪華なレースのテーブル掛であった。 矢田津世子『鴻ノ巣女房』より引用
  • 近づいて見ると、六尺四方ぐらいな穴ぼこに、鉄道の古枕木を入れて燃しながら、運んで来た死体を投げこんで焼いている。 井伏鱒二『黒い雨』より引用
  • 新宿の伊勢丹の飾り窓には六尺四方ぐらいの日本画に、敵航空母艦群の沈没の様を描き、手前の一艦の燃える甲板から海の中へ落ちて行く米兵を数十人描いたのが飾られている。 伊藤整『太平洋戦争日記(三)』より引用
  • まず上がり口は六尺四方の三升みます形、団十郎の紋所にかたどってある。 横溝正史『人形佐七捕物帳 12』より引用
  • さて王子が商人と雑談を交わし、インド人の風俗習慣について質問をしていると、ふと店の前に、一人の競売人が、六尺四方ほどの小さな絨緞を腕に持って、通りかかるのが見えました。 佐藤正彰訳『千一夜物語 08』より引用
  • いまは残片しかみることができないが、もとは一帳一丈六尺四方もあった大きなもので、そこには紫羅・紫綾・白平絹でいろいろな人物や亀甲文、鳳凰、屋形、建物などがぎっしり刺繍されていたといわれる。 金達寿『日本の中の朝鮮文化 03』より引用
  • 六尺四方ぐらいの坑道になっているが、ユカの一方が、岩くずや泥が掘り出したままに、うず高くなっているため、不規則な三角形の空間になっている。 三好十郎『胎内』より引用
  • 本殿正殿の地中に大概六尺四方の神秘的な石棺あり、神代の宝器・旧記等が納められているという。
  • 白雪の街路の真向い、黒々と圧する吉良邸侍長屋の外壁に、六尺四方の穴がこぼたれ、赤穂侍の一人二人が差しまねいていた。 池宮彰一郎『四十七人の刺客(下)』より引用
  • 現存する繍帳は片々たる小断欠を接ぎあわせたわずか方三尺たらずの小裂ゆえ一見すぐさまこれをもって一丈六尺四方の原形を想像することは難いけれども、しずかにこれへ眸をおくと華麗善美をつくしたそのかみの大繍帳が不思議に目のあたりくりひろげられて、想いはいつしか推古の大観へ至ると言われる。 矢田津世子『痀女抄録』より引用
  • それは、六尺四方に飛ぶ。 山田風太郎『風来忍法帖』より引用