全部

全て 名詞
29,006 の用例 (0.01 秒)
  • 煙草を忘れてしまうと同時に町からは煙草屋が全部影を消してしまった。 小出楢重『めでたき風景』より引用
  • オレは頭にまわる血が全部そこで止まってしまうのではないかと思った。 植松真人『新世界交響曲』より引用
  • そして、自分もその一人の女性を自分の全部をあげて愛することである。 辻潤『浮浪漫語』より引用
  • 夕方になるまでに二艘を残して、それでも全部帰ってくることが出来た。 小林多喜二『蟹工船』より引用
  • 深さは一尺くらいだったらしいが転んだため腰から下全部濡れてしまう。 加藤文太郎『単独行』より引用
  • そして彼は誰のとも知れない一本の脱毛に興味の全部を集中していた。 谷譲次『踊る地平線』より引用
  • 家庭生活が女の生活の全部だとする説に私は必ずしも同意するものではない。 岸田国士『妻の日記』より引用
  • 左には明治四十年から以後の氏の私に当てた手紙の全部を掲載する。 高浜虚子『漱石氏と私』より引用
  • この時のが日本に正式に一冊残らず全部渡って来た最初であると思います。 高楠順次郎『東洋文化史における仏教の地位』より引用
  • しかし、いまの伸子の場合には、六枚の葉全部が必要ではなかったのだ。 小栗虫太郎『黒死館殺人事件』より引用
  • またそれより高い家を造ることも許されないので全部が五階建でした。 相馬愛蔵『私の小売商道』より引用
  • だから僕は父に頼んで来年の三月までの給料は全部僕が貰うことにした。 国木田独歩『非凡なる凡人』より引用
  • 当時入手しうるものほぼ全部をあつめて三十冊ぐらいのものであった。 坂口安吾『我が人生観』より引用
  • しかし、又、あるといえば、生活の全部が恋だけなのかも知れなかった。 坂口安吾『街はふるさと』より引用
  • 私のいままで描いた絵の青眉の女の眉は全部これ母の青眉であると言ってよい。 上村松園『眉の記』より引用
  • かなり大きな三階建のビルディングを全部使っている相当な大会社である。 坂口安吾『現代忍術伝』より引用
  • また、技巧練習の過程では全部の指をこもごも使わせるようにしたまえ。 ロラン・ロマン『ベートーヴェンの生涯』より引用
  • して見れば現存墨子の書は少くも全部墨子の親撰に出でたものでは無い。 幸田露伴『墨子』より引用
  • こゝに集めた詩は一九〇〇年の冬から今迄に書いたものを全部集めた。 千家元麿『自分は見た』より引用
  • 私はいまジャーナリズムのヒステリックな叫びの全部に反対であります。 太宰治『返事』より引用
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