全然

全て 副詞
15,749 の用例 (0.02 秒)
  • 具体案ができ上がったら、私は全然この農場から手を引くことにします。 有島武郎『小作人への告別』より引用
  • 私は大阪は全然知らないし、文藝春秋新社にも大阪通は一人もいない。 坂口安吾『安吾の新日本地理』より引用
  • 彼はそれを下へ下ろし、開いても見たが全然見覚みおぼえのないものだった。 海野十三『鞄らしくない鞄』より引用
  • それに、わたしたちはそれまでにあの人に全然会ったことがなかったんです。 原田義人『城』より引用
  • 要するに奴めも全然何が何だか今度ばかりは手の施し様がないのであろう。 坂口安吾『明治開化 安吾捕物』より引用
  • 冬の枯死は、さうした全然違つた世界に入る為の準備期間だとも言へる。 折口信夫『若水の話』より引用
  • 多分蛸さんの発言かとも思うが、これには私は全然感心できなかった。 鷹野つぎ『草藪』より引用
  • どういうわけか、約一週間前から過去の記憶が、全然ないのであった。 海野十三『英本土上陸作戦の前夜』より引用
  • お姉さまが、軽井沢から帰ったことを、あの人に全然だまっていたのよ。 菊池寛『貞操問答』より引用
  • すると、男女が三、四人やって来たが、昨夜の顔触かおぶれとは全然ちがっている。 菊池寛『女強盗』より引用
  • 僕は室生に別れたのち、全然さういふ風流と縁のない暮しをつづけてゐる。 芥川竜之介『野人生計事』より引用
  • でも、そんなことを知らせてやることも全然必要じゃなかったことでしょう。 原田義人『城』より引用
  • われわれは君たちがこんなところに住んでいることを全然知らなかったのだ。 海野十三『海底都市』より引用
  • 同一の作家にした所が、前のと全然異つた作品を書かないものとは限りません。 芥川竜之介『文芸鑑賞講座』より引用
  • まさか妾の全然知らない人物が入りこんで殺していったとは考えられない。 海野十三『三人の双生児』より引用
  • それかといって、この一、二の巨木をきり倒してしまう必要は全然ない。 相馬愛蔵『私の小売商道』より引用
  • この仏像は全然無言で、自分を補足するような一ツの言葉もないのです。 坂口安吾『飛騨の顔』より引用
  • ところが、河竹の方はどうでしょう、全然密閉された室だったのですよ。 小栗虫太郎『失楽園殺人事件』より引用
  • 二十五歳まで学生時代全然チャンスがなくっても心配することはない。 倉田百三『学生と生活』より引用
  • が、二人とも云ひ合せたやうに、全然暮し向きの問題には触れなかつた。 芥川竜之介『秋』より引用
  • 次へ »