全然無

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  • さすがに眼は伏せていたが、顔あからめもせず、全然無感動な声なのである。 横溝正史『貸しボート十三号』より引用
  • 楼主も女将も自分が何を言っているのか全然無意識状態にあった。 島田清次郎『地上』より引用
  • また全村総反別二百町の二割までは全然無収穫であったという。 下村千秋『飢餓地帯を歩く』より引用
  • 全然無方針でいて、それで、ときどき何か云い出すらしいのよ。 菊池寛『貞操問答』より引用
  • 昨夜の記憶は全然無であったからである。 山田風太郎『忍者六道銭』より引用
  • それから全然無灯で闇の中を電車は走る。 海野十三『海野十三敗戦日記』より引用
  • しかも自分は、この皮肉が、菊池さんの心に与える影響など全然無関心であった。 山田風太郎『戦中派虫けら日記』より引用
  • それに素人しろうとのその場限りの意見にしても、はかりにかけてみれば全然無ではないのである。 モンテーニュ/関根秀雄訳『モンテーニュ随想録抄』より引用
  • 雀がどこで何をしようと、全然無関心の様子を示してゐる。 太宰治『お伽草紙』より引用
  • 彼は私たちの嘲罵ちょうばをうけても全然無関心であった。 ミラー/大久保康雄訳『南回帰線(上)』より引用
  • 今考へて見ると、わたしは性の問題については全然無教育であつたことに氣がつきます。 石川三四郎『浪』より引用
  • 連絡ということについては全然無関心で、昔ながらの不便を当然としているようだ。 坂口安吾『明日は天気になれ』より引用
  • その眞中にどうでもいいといふ全然無思想といふ潮流もある。 吉川英治『折々の記』より引用
  • 周囲に全然無関心のようだった。 豊島与志雄『絶縁体』より引用
  • それは声援を送っているようにも思えたり、又全然無関心に眼の前の見世物を見物しているのだとも見えた。 島尾敏雄『出発は遂に訪れず』より引用
  • しかし、蛇の黒焼が一番どつせなぞと言ふ人だもの、科学的には全然無智なんだよ。 三好十郎『浮標』より引用
  • ワリがわるいというより、職名は名目だけで、全然無役にひとしいのだ。 山田風太郎『忍法落花抄』より引用
  • でもあたし、全然無経験な女じゃないんです。 クリスティ/一ノ瀬直二訳『秘密組織』より引用
  • が、彼はそう云う危険に全然無頓着でいるらしかった。 芥川竜之介『素戔嗚尊』より引用
  • それに反して三ちゃんは全然無関心だった。 横溝正史『夜の黒豹』より引用
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