全体

全て 名詞
61,033 の用例 (0.03 秒)
  • 私の生命全体が涙を私の眼からしぼり出したとでもいえばいいのか知らん。 有島武郎『小さき者へ』より引用
  • 日本共産党にしても日本政治の全体的な構想を考えていないと思われる。 坂口安吾『スポーツ・文学・政治』より引用
  • すなわちその概念の全体の範囲にわたっての主張でなければならない。 ポー・エドガー・アラン『盗まれた手紙』より引用
  • けれども私は世界は調和ある一つの全体であると信ぜずにはいられない。 倉田百三『愛と認識との出発』より引用
  • 静まりきった、しかし底深く動揺する海のような空気が全体を支配した。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • やはり人間は全体として見て置く方が完全であり、美しくもあるようだ。 小出楢重『めでたき風景』より引用
  • 全体主義的ソ連の建設と自由主義的日本の建設の能力の差を良く示している。 石原莞爾『戦争史大観』より引用
  • 全ての人間関係によつてこの力は人類全体の上に反応するであらう。 ケイ・エレン『恋愛と道徳』より引用
  • 滝の附近の岩は勿論もちろん、島全体が濃い霧のためにあおぐろく濡れているのである。 太宰治『猿ヶ島』より引用
  • これ等は人生の全体に関連してゐる程度に従つて各一つの宗教である。 ケイ・エレン『恋愛と道徳』より引用
  • これを世間で全体主義と呼んでいるのは正しいというべきであろう。 石原莞爾『新日本の進路』より引用
  • 結果から見れば、性格は常に歴史的全体の歴史的運動に於て発生する。 戸坂潤『イデオロギーの論理学』より引用
  • かうした本縁を語る呪言が、最初から全体としてあつたのではあるまい。 折口信夫『国文学の発生(第四稿)』より引用
  • 世阿弥もゐた、と云つてみても、国全体の文化は決して高くはなかつた。 坂口安吾『伝統の無産者』より引用
  • この調子で全体をまとめたら新しい日本画の一タイプをつくるだらう。 小熊秀雄『小熊秀雄全集-19』より引用
  • この点ではKは驚いたが、全体としてはもちろん予期したとおりだった。 原田義人『城』より引用
  • 球体の上半分は透明で、その全体が空中に浮かんでいる、ように見える。 市川陽『放課後のロックンロール・パーティ』より引用
  • カモ七の目は流れていなかったが、顔全体が流れているようなものだった。 坂口安吾『明治開化 安吾捕物』より引用
  • そして母の顔全体が、いつの間にかその周囲にはっきりとあらわれた。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • すなわち私の目標は個体としての人間ではなく、全体としての人間性である。 伊丹万作『「ファン」について』より引用
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