全く相容れない

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  • 家庭における現在の姑と若夫婦との思想も元老と国民とのそれのように全く相容あいいれないものかも知れない。 与謝野晶子『姑と嫁について』より引用
  • この言葉にいたっては、信夫は、日本人の感情と全く相容あいいれないものを感じた。 三浦綾子『塩狩峠』より引用
  • しかし岩崎の耳に入ってくる指示は、およそそんな部下たちの期待とは全く相容れないおかしなものだった。 胡桃沢耕史『翔んでる警視正 平成篇4 ランバダに酔いしれて』より引用
  • 以下のナチズムの主張は進化論とは全く相容れない。
  • 吉田茂とは政治的立場において全く相容れないものがあったが、意外にも人間的にはウマが合う間柄だったようである。
  • あの川井輝子の父の死が、どんな死であるかを知って以来、自分と良一とは全く相容れない人間だと思うようになっていた。 三浦綾子『ひつじが丘』より引用
  • ヴィントシャイトにおいてさえも、「立法者意思」をこの意味で使用している部分があるとも指摘されており、必ずしも両説全く相容れないものとは限らないとみることもできる。
  • それは甘粕が〝世界で最も優れた国体〟と信じ、誇りとする天皇制国家とは全く相容れない社会であった。 角田房子『甘粕大尉 ―増補改訂』より引用
  • ハープやピアノや打楽器群が指定されない譜面は、ロスラヴェッツの様式的特徴とは全く相容れない。
  • しかも、魔夜は大のオカルト好きで科学部とは全く相容れないだろうと思った望は、魔夜と1対1で話す機会を作ろうと思い下校時に魔夜が降りたのと同じバス停で降車して後を追うことにする。
  • しかしながらこのバーグマンの行動は、演劇学校の「慣例とは全く相容れない」ものだった。
  • クレマンソー首相の唯一の関心はフランスの安全保障であり、「武力は失敗である」とするウィルソンの理想主義とは全く相容れないものであった。
  • この採択内容は、高位聖職者たる総主教といえども誤りを犯す事は人間として当然に有り得るのであり、公会議の決定に総主教も従わなければならないとする正教会の伝統的な考え方とは全く相容れないものであり、これによってカトリック教会と正教会の差異はより広がった。
  • 宇宙の無限や最後の単位部分や其他に就いては、人間の悟性乃至理性は、全く同一の確実さを以て、全く相容れない肯定判断と否定判断とを、同時に下すことが出来る。 戸坂潤『辞典』より引用
  • しかし、この極左路線の清算は当時塩見が獄外に対して行っていた「第二次反右派闘争」とは全く相容れない内容であり、プロ革派の獄中と獄外の対立の激化による混乱は修復不能な段階にまでなった。
  • 愛国者のジェントルマンであるドイルと、正業に就かない兵役忌避者のスレイターは、人間的に全く相容れない存在だった。
  • 本庄大将は「返す言葉もなく退下」して来るという有様で、「御英明極リナキ御宝算未ダ御若キ大聖帝」の考えは、叛乱軍の若手将校たちの考えと全く相容あいいれないものであった。 阿川弘之『山本五十六』より引用