入札課長

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  • 鶴田さんは入札にゆうさつ課長だったんだから、会社の人間が誰かあわてて素っ飛んでくるでしょう。 南里征典『麻布憂愁夫人』より引用
  • 談合の内幕をすべて知っているのは、入札課長の鶴田幸佑であった。 南里征典『麻布憂愁夫人』より引用
  • 翔子が結婚して三年目に、父が亡くなったかわりに、幸佑はまだ三十歳をすぎたばかりなのに、入札課長に昇進するといった具合に、まずまずは順調な二人の人生であった。 南里征典『麻布憂愁夫人』より引用
  • 男は大手建設会社・大鵬たいほう建設の入札にゆうさつ課長、鶴田幸佑つるたこうすけであった。 南里征典『麻布憂愁夫人』より引用
  • 失踪したらしい鶴田幸佑は、入札課長として役人や代議士のところによく出入りしていたから、彼らと一緒に銀座の「舞姫」あたりに出入りしていても、不思議ではない。 南里征典『麻布憂愁夫人』より引用
  • それもそのはず、樽の中からは清酒ではなく、血のような赤い液体が跳ね飛び、その中から佐渡で死んだはずの、入札課長の鶴田幸佑がタキシードを着て、まっ白いライトを浴びて、起きあがってきたからである。 南里征典『麻布憂愁夫人』より引用
  • この時、大鵬傘下さんかの月島建設コンサルタントから官庁側の予定価格は情報収集していたので、各社の応札予定価格をはじきだして知らせてまわったのも、入札課長の鶴田の仕事であった。 南里征典『麻布憂愁夫人』より引用
  • 谷津はそんな話を聞いていると、今さらながら、佐渡で事故死した鶴田幸佑という入札課長の人間ぶりと、彼の属していた業界のすさまじさと、内情に、じかに触れることができたような気がした。 南里征典『麻布憂愁夫人』より引用
  • それは鶴田幸佑が入札課長としてかかわったベイ・シティ・ルネッサンスのタワービルの設計や総工費見積もりを、そもそもはどこの設計事務所がやったかである。 南里征典『麻布憂愁夫人』より引用
  • 鶴田はこの半年間、大手建設会社大鵬建設の入札課長として、会社が社運を賭けて取り組もうとしているウオーター・フロント関係のある公共事業を請負うけおうため、かなり危ない橋を何度か渡り、同業他社や政官界に強引ごういんな工作をつづけて、ついにその工事を請負うことに成功したのである。 南里征典『麻布憂愁夫人』より引用
  • 両津の加茂ホテルに残されていた現金千二百万円は、鶴田幸佑が会社から持ちだしていた額とほぼ一致しており、鶴田幸佑は結局、公金横領犯だったのではないかという見方が定着し、その上、会社の美人秘書と駆け落ちした不名誉な入札課長、ということで、社内の見方は一致したのである。 南里征典『麻布憂愁夫人』より引用