光沢をはなつ

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  • にぶい光沢をはなつその表面には、血管のように細い線がはいまわっている。 小松左京『ゴルディアスの結び目』より引用
  • 十五センチくらいの美しい光沢をはなつ細身の魚がおどりあがる。 石毛直道『食生活を探検する』より引用
  • そして他の半分は、折からのおぼろ月夜に、ぬめのような光沢をはなって光っているのである。 横溝正史『金田一耕助ファイル07 夜歩く』より引用
  • つやつやとした見事な黒毛が、枯れ草のなかから、異様な光沢をはなっていた。 横溝正史『金田一耕助ファイル02 本陣殺人事件』より引用
  • 中に黒光りのする、あるいは銀色の光沢をはなつさまざまな機械の部品がはいっていた。 光瀬龍『作戦NACL』より引用
  • いや、彼女のからだがべットリと、まるで白いあぶらにぬれたような光沢をはなっているのを見てとったのだ。 山田風太郎『自来也忍法帖』より引用
  • 大きくて粗末そまつくつは、ストーブに艶出つやだしを思わせるような金属性の光沢こうたくをはなっていた。 O・ヘンリー/大久保康雄訳『O・ヘンリ短編集』より引用
  • 金属的な光沢こうたくをはなつ医療いりよう機器のそばで、ベッドに仰臥ぎようがしていた軍太が、首を曲げて秀介をむかえる。 辻真先『私のハートに、あなたのメスを』より引用
  • 寺院の大伽藍がらんのように壁が曲線をえがき、しかもその表面はにぶい金属の光沢をはなっていた。 山田正紀『宝石泥棒』より引用
  • 雪花石膏せっこうの肌が、胸元まであらわになり、冬の空気に収斂しゅうれんして、光沢をはなった。 山藍紫姫子『アレキサンドライト』より引用
  • 彼らは砂馬をおりて、青く光沢こうたくをはなつ門に歩みよった。 小沢淳『ムーン・ファイアー・ストーン1 金と銀の旅』より引用
  • ドームは、尖塔と同じ材質でできているらしく、半透明でありながら、金属の光沢こうたくをはなっているのだった。 山田正紀『チョウたちの時間』より引用
  • あらゆるものが光沢をはなっていた。 阿部牧郎『危険な秋』より引用
  • 居間の机は、使い込まれて飴色の光沢をはなつマホガニーで、縁に金の象嵌が施されていた。 山藍紫姫子『アレキサンドライト』より引用
  • たたみのすぐ下の床下に、舟のような木槽が二つ置いてあって、黒い液体がなめらかな光沢をはなってたたえられていた。 山田風太郎『忍法落花抄』より引用
  • そこで、土器は赤褐色に光沢をはなち、まるで釉薬うわぐすりをかけたような効果をしめす。 石毛直道『食生活を探検する』より引用
  • ぬらりとれているような光沢をはなち、その中からいちどぼんやりと図書の顔が見えたが、みるみるうちにふくれて、長さ三十五、六センチもある巨大な卵のようなかたちを呈した。 山田風太郎『忍法流水抄』より引用
  • 娘の瞳は、その背後にあるランプを吹き消された、黒く光沢をはなつガラス玉のように大きく見ひらかれ、うつろだった。 R・E・ハワード『風雲児コナン』より引用
  • みるみる大きくなると、その車体が木ではなく、上部の箱は鎖網くさりあみおおわれた漆黒の分厚い布の六面体をなし、下部の箱はこれも漆黒ながら革のようなにぶい光沢をはなっていることがわかった。 山田風太郎『銀河忍法帖』より引用
  • 声をかけて入ってきた岡戸竜平は、うすく光沢をはなつ綿の入った着物に着ぶくれていて、首に襟巻きをまいているのが、老人くさかった。 横溝正史『夜の黒豹』より引用