光沢をおび

40 の用例 (0.00 秒)
  • 金属的な光沢をおびた波を切り裂いて、ウキが船ばたに近づいてくる。 武田泰淳『快楽』より引用
  • なま乾きの血がギラギラと無気味な光沢をおびて輝いているのである。 横溝正史『幻の女』より引用
  • まぶかにかぶった帽子も黒豹の毛皮のようにつやつやとした光沢をおびていた。 横溝正史『夜の黒豹』より引用
  • 頭部は褐色で淡色の縦斑があり、後頭部に紫色光沢をおびた冠羽がある。
  • 私がコブに足をかけて樹冠の上まで眼をもって行って見ると、その端に褐色の光沢をおびた手の跡があった。 フリーマン/大久保康雄訳『歌う白骨』より引用
  • 体全体が光沢をおびた緑黒色で、頸の側面から後ろ側にかけては特に緑色がかって見える。
  • 交番からの光は濃くなって光沢をおびた霧に狭く囲われていた。 大江健三郎『死者の奢り・飼育』より引用
  • 体全体が緑青光沢をおびた黒色で、翼と背面は特に強い光沢をおびる。
  • 気のせいに決まっているが、寒冷な空気までが洗練され、夜そのものが絹のように光沢こうたくをおびて見える。 田中芳樹『薬師寺涼子の怪奇事件簿03 巴里・妖都変』より引用
  • 光沢をおびた双つの丘が着物をおしのけて出現した。 阿部牧郎『不倫の戦士たち』より引用
  • 濡れたような光沢をおびている髪は、右側の前頭部の部分にそこだけ白くヘアーダイでもしたように白髪しらがが幾筋か寄り集っているが、他の部分は黒々としている。 吉村昭『法師蝉』より引用
  • なまめかしい光沢をおびて素足が畳のうえに投げだされている。 阿部牧郎『誘惑魔』より引用
  • 周辺がかすかに光沢をおびた、かさぶた様の不規則な形で、その中心部に、やや透明な感じの赤い点がはめこまれている。 安部公房『無関係な死』より引用
  • 彼らは手垢てあかのために皮のような光沢をおびた台の表面をながめ、ひとしずくのしみをさして、皇帝のめかけの宮殿だといった。 開高健『パニック・裸の王様』より引用
  • 看護婦がその手をはらいのけると、光沢をおびていたペニスがみるみる艶を失いはじめた。 安部公房『密会』より引用
  • 大きく見張ると忠熈の眼は陶器の皿のような光沢をおび、それが相手を畏怖いふせしめるのである。 横溝正史『金田一耕助ファイル17 仮面舞踏会』より引用
  • 日はたかくあがって、池の面はナマズの肌を思わせるように、青黒い光沢をおびてかがやいている。 横溝正史『金田一耕助ファイル18 白と黒』より引用
  • おこったように言いはなつ加納博士の眼が、またぎらぎらと、西洋皿のような光沢こうたくをおびてくる。 横溝正史『金田一耕助ファイル10 幽霊男』より引用
  • 彼らは手垢てあかのために皮革のような光沢をおびたカバーを腕にはめ、前垂れを腰につけ、机のうえにおかれた竹簡ちくかんへ文字をきざむことに没頭していた。 開高健『パニック・裸の王様』より引用
  • 瞳はやや光沢をおびた黒さ。 E・E・スミス/川口正吉訳『スカイラーク3』より引用
  • 次へ »

光沢をおび の使われ方