先方

全て 名詞
3,610 の用例 (0.02 秒)
  • どんな事があっても自分がその中心になっていて、先方むこうをひき付けてやろう。 有島武郎『或る女』より引用
  • こっちはエネルギーをまるで使ってないから、先方には所在がわからない。 田中芳樹『銀河英雄伝説外伝 白銀の谷』より引用
  • 医師は相当に楽に暮している先方の老人夫婦の身のうえを話してから言った。 徳田秋声『黴』より引用
  • 面会して先方に悪い感じを与えたら、画の注文が中止になるかも分らない。 松本清張『虚線の下絵』より引用
  • けれど決して、先方のことばどおりなものとも受け取っていなかった。 吉川英治『私本太平記』より引用
  • こっちから電話してみたい気分だが、先方にも都合があるのだろう。 内田康夫『贄門島(にえもんじま)上』より引用
  • 先方がこちらを固陋ころうな田舎大名と思っているだろうことも幾分感じていた。 大佛次郎『赤穂浪士(上)』より引用
  • 富ちゃんのお嫁は大体この二十二日とかに先方からの返事がある由です。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • わたくしも、そう思いましたので、勝手に先方に交渉してしまったんです。 井上靖『崖(下)』より引用
  • 先方からもなるだけ早く届けてもらいたいって、言って来ているんだから。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • そこは電燈も消えており、真暗で、その先方は戸締りがしてあるはずだ。 豊島与志雄『どぶろく幻想』より引用
  • 先方では逆に、いつの間にか私の後をつけているらしい様子なのよ。 佐左木俊郎『指と指環』より引用
  • 別に十三、四の娘に恋心を持ったわけではないが、先方は大名の姫である。 平岩弓枝『御宿かわせみ 12 夜鴉(よがらす)おきん』より引用
  • これらが知らないで先方だけに知られてゐることは嫌なものだ。 竹久夢二『砂がき』より引用
  • 先方はおそくて御迷惑かとは思ったが、私は電話をかけて見ることにした。 石川達三『充たされた生活』より引用
  • 先方も喜んでくれているし、こっちも語学力はつくし、何も不満はない。 内田康夫『浅見光彦殺人事件』より引用
  • 今度は先方に人がいることがわかっているので、心構えができている。 森村誠一『科学的管理法殺人事件』より引用
  • 先方も種々な点から信用して内輪話もするのであることを、理解していた。 宮本百合子『ヴァリエテ』より引用
  • 彼は先方の一かたまりの人間が堀大主典に率いられているのを認めたのだ。 本庄陸男『石狩川』より引用
  • 先方の男の声は詳しく質問し、すぐに消防署から救急車を出すと云った。 松本清張『事故 別冊黒い画集1』より引用
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