先方の都合

17 の用例 (0.00 秒)
  • 先方の都合で昼間は遇えない人が多いだろうし、どうしても夜にかかる。 松本清張『虚線の下絵』より引用
  • 先方の都合を考えて夜に開くことになっていて、これにはどうしても出席しなくてはならないのだ。 赤川次郎『くちづけ 上』より引用
  • 彼は、先方の都合を聞いてみるといい、その足で井戸毅を訪問した。 梶山季之『罠のある季節』より引用
  • 私のところでは、元旦が友人、二日が親類とわけているが、先方の都合で三日にも四日にも客が来る。 山口瞳『酒呑みの自己弁護』より引用
  • これは順々になる筈だったのに先方の都合でミンナ出テシーイマッタというわけです。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 先方の都合に合わせた形だったが、俺たちの方もそれまではビブリア古書堂で忙しく働いていた。 三上延『ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~』より引用
  • 同僚から手紙で先方の都合を聞き合せてもらう事にする。 夏目漱石『趣味の遺伝』より引用
  • そのうち先方の都合がどうしても立退けなくなつたと諒解と解約を申込んで来た。 原民喜『二つの死』より引用
  • 翌日、イツキが転校生はいつ来るのかとたずねると、先生は来ることは決まっているが、まだ先方の都合がつかないのでいつになるのかはわからないといった。 大野木寛『ラーゼフォン夢みる卵』より引用
  • わたくしは直に池田全安と云ふ人を訪ふことに決意して、先づ書を贈つて先方の都合を問ひ合せた。 森鴎外『伊沢蘭軒』より引用
  • たとえば、たいていの家は、たとえ彼女が午後から出むいても、または先方の都合で午後から暇が出ても、その一日分は支払ってくれるし、チップもくれる。 松本清張『事故 別冊黒い画集1』より引用
  • 問題はわたくしの身がらを先方の都合のよいようにまかすかどうかなのですが、コール夫人は初夜を相手方の住まいでしないようにたくみに反対をして、男のほうからこちらの家で行ないたいと熱心に主張させるようにしむけたのです。 クレランド/江藤潔訳『ファーニィ・ヒル』より引用
  • その日、先方の都合にわせた商用の為の待合せを、その街でし、それを終えて、私は駅へつづくアーケード街を、一人歩いている所だった。 辻内智貴『セイジ』より引用
  • まづをとこ一足先ひとあしさきに出發しゆつぱつして先方せんぱう都合つがふとゝのへ、それから電報でんぱうつて彼女かのぢよ子供こどもぶといふ手筈てはずであつた。 水野仙子『悔』より引用
  • そりゃア先様はまた先様で、なんのかのとほかに心をつかうこともあるんだろうけれど、なあに先方の都合なんざア聞く耳もいらねえ。 林不忘『丹下左膳』より引用
  • 先方の都合とやらでお見合いが潰れたあと、管野のおばさんがうちへすっ飛んできて、しきりに謝ったりそんな必要もないのに由美子を宥めたり、大騒ぎのひと幕があった。 宮部みゆき『模倣犯 上』より引用
  • レスティブードワは寺男と墓守りをするかたわら、ヨンヴィルのめぼしい家の庭を、先方の都合によって時間ぎめかあるいは年ぎめで、手入れをしていた。 フローベール/白井浩司訳『ボヴァリー夫人』より引用