先方の言う

9 の用例 (0.00 秒)
  • けれども私は子供だからただじっとして先方の言うことだけを聞いていた。 夏目漱石『硝子戸の中』より引用
  • あれは先方の言うとおりにしてやってくれたまえ。 かんべむさし『かんちがい閉口坊』より引用
  • 先方の言うには、当分のあいだ瑤子さんを人口の密集した場所へは置きたくないのだそうです。 半村良『魔女伝説』より引用
  • あなたさまに先方の言うことを聞いて頂きたいのでして、先方には、あなたさまのおられることを聞かれたくはないのですから。 スティーブンソン・ロバート・ルイス『ジーキル博士とハイド氏の怪事件』より引用
  • それも、どんなことでもいいから、先方の言うとおりにして、ともかく借りてこいと言うのだからひどい。 牧逸馬『戦雲を駆る女怪』より引用
  • 主人がニコニコしはじめ、改めてわたしも先方の言うことが理解できたとき、このドゾルツァの女房に何をお礼にしたらいいだろうか、とまず思ったほどでした。 工藤久代『ワルシャワ猫物語』より引用
  • 沼田仁一は腹を立てたが、先方の言うことは実際に違いない、居留守をつかっているのではないと思った。 松本清張『危険な斜面』より引用
  • これほど立派な品ならどれほどでも買おうと言うらしいが、先方の言うことはつばめのように早口で、こまかいことまでは通弁にもよくわからない。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • 同時に、先方の言うことやすることを、わざとひらたく取らずに、暗にその人の品性に恥をかかしたと同じような解釈をした経験もたくさんありはしまいかと思う。 夏目漱石『硝子戸の中』より引用