先方の親

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  • ただし、それは先方の親が手をついてあやまって来たときの話だ。 藤沢周平『日暮れ竹河岸』より引用
  • 彼女は少しも早く両親に事情を告げ、先方の親にも話してもらい、正式に結婚の線を引かなければならない。 田中澄江『なぜ愛なのか 十三の報告から』より引用
  • たとえ先方の親が反対しても、二人とも親の許可などとは無関係に、結婚の届出ができる。 田中澄江『なぜ愛なのか 十三の報告から』より引用
  • 殊に、先方の親は田舎では相当な山林を持っているので、商売をしてゆく上で援助が頼める。 松本清張『陸行水行 別冊黒い画集2』より引用
  • 先方の親の出した条件というのが、祝言をあげて一、二年は箱崎町にある持ち家のほうで暮してもらいたいというものであった。 平岩弓枝『御宿かわせみ 33 小判商人』より引用
  • と、先方の親が仲人なこうどに話したというのである。 平岩弓枝『江戸の娘』より引用
  • 親や兄の意志一つで、すっかり取り決められてしまった縁談が、お今の思いどおりに、こわされそうもない事情が、最初の手紙でわかっていたが、はなしの長引くうちに、先方の親たちの気の変って来たような様子が、後の音信たよりでほぼ推測された。 徳田秋声『爛』より引用
  • 家の近い友達もいっしょに乗せて順番に送り届け、先方の親にひどく珍しがられ、あげくにはちょっと怪しげな目で見られたこともあった。 宮部みゆき『鳩笛草(光文社文庫)』より引用
  • 一つには長年、手塩にかけた娘を手放し難いという親の情もあり、今一つは、先方の親もこの二人の恋を喜ばないことがわかっていた為だと、るいはきいていた。 平岩弓枝『御宿かわせみ 01』より引用
  • しかし大島先生の方では、一書生に娘をかたづかせようという先方の親の量見をもく知っているとのことで、「万事おれが引受けた」と実はまた呑込顔のみこみがおでいる。 島崎藤村『家』より引用
  • だが、道楽息子が直きにまた勘当されたとき、この時こそ自分だけで自分を生かす時機ときがきたと、離婚のことを言い出すと、先方の親たちは妙なことを言い出した。 長谷川時雨『旧聞日本橋』より引用
  • というのは、これまでどおりの家と家との交際もおぼつかない時勢になって来ては、早い許嫁の約束もひとまずあきらめたいと言って、先方の親から破談を申し込んで来たからであった。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • あとは先方の親に会ったり、江原の父母に良子をひきあわせたり、一つずつ手つづきと順序をふんで、やがて結婚しようと思う。 阿部牧郎『誘惑魔』より引用