先方の様子

14 の用例 (0.00 秒)
  • これでも仕方がない不足の分は先方むかふの様子を見てからの事とぐ下にりた。 国木田独歩『節操』より引用
  • こうしておくと、ブザーを鳴らさずに、先方の様子を見ることが出来る。 ジェイムズ・ブリッシュ『01 宇宙大作戦 No1』より引用
  • それでも時々は、先方さきの様子を、小六と兄の対話から聞き込む事もあった。 夏目漱石『門』より引用
  • 少し視力のいいものには、先方の様子が手にとるようによく解る。 鮎川哲也『戌神はなにを見たか』より引用
  • それでも時々は、先方さきの様子を、小六と兄の対話から聞き込むこともあった。 夏目漱石『門』より引用
  • こう口では言うものの、文平の腹の中では何を考えているか、と丑松は深く先方さきの様子を疑った。 島崎藤村『破戒』より引用
  • もし三四郎の安心のために解決が必要なら、それはただ美禰子に接触する機会を利用して、先方の様子から、いいかげんに最後の判決を自分に与えてしまうだけである。 夏目漱石『三四郎』より引用
  • 鋭くそれに注意しながら、先方の様子を観察した。 海音寺潮五郎『天と地と(三)』より引用
  • 先方の様子はわからないが、ともかく使いをやってみようということで、力者が使者に選ばれて、これに代金を持たせ、警戒のための武士として小殿をつけて、出発させた。 池田弥三郎『話のたね』より引用
  • 先方の様子が御鏡みかがみの中央に立体映像となって定着するやいなや、いともかんたんにワタろうとした。 半村良『産霊山秘録 上の巻』より引用
  • しかし、一度は逃げ出そうと身構えまでしたのですが、よく先方の様子を見ますと、別段私に気がついたふうでもなく、また向こうを向いてじっと中の口上を聞いていますので、先ずこれなら安心だと、その場を去って、少し離れたおでん屋のテント張りのうしろからそっとその男を注意していました。 江戸川乱歩『江戸川乱歩全短編01 本格推理Ⅰ』より引用
  • 斯う口では言ふものゝ、文平の腹の中では何を考へて居るか、と丑松は深く先方さきの様子を疑つた。 島崎藤村『破戒』より引用
  • 先方の口から言出させて、大概の見当をつけ、百円と出れば五拾円と叩き伏せてから、先方の様子を見計らって、五円十円と少しずつせり上げ、結局七八拾円のところで折合うのが、まずむかしから世間一般に襲用された手段である。 永井荷風『申訳』より引用
  • 焦った新吉は逃亡を決意するが、ともかく先方の様子を探ろうと、翌朝再び旦那のところを訪れる。