先方のいう

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  • 先方のいうように人間の生命をまあまあ保って行くぐらいのエネルギーはあったのだ。 胡桃沢耕史『黒パン俘虜記』より引用
  • 有無なくその場で圓朝は、先方のいう通りの文句で詫状を認めさせられた。 正岡容『小説 円朝』より引用
  • 私は先方のいうとおり卯年の生まれに相違なかった。 夏目漱石『硝子戸の中』より引用
  • 第一あなたも苦労人じゃないか、先方のいうことばかりを聞いて、こっちになって考えてくれないからですよ。 長谷川時雨『一世お鯉』より引用
  • 私は先方のいう通り卯年の生れに相違なかった。 夏目漱石『硝子戸の中』より引用
  • そして、何十人ぶんでも先方せんぽうのいうとおりのごちそうを見るまに出して、祝いや法事のしたくをしてやりました。 坪田譲治『日本むかしばなし集 2』より引用
  • 最初のうちはせっかくの希望を無にするのも気の毒だという考えから、まずい字とは思いながら、先方のいうなりになって書いていた。 夏目漱石『硝子戸の中』より引用
  • 先方のいうことも、みんなわかってしまう。 江國滋『アメリカ阿呆旅行わん・つう・すりー』より引用
  • 敬太郎ははじめからただ先方のいうことをふんふん聞くだけにして、こちらではなにも喋舌しやべらないつもりに、腹の中でめて掛かったのであるが、婆さんのこの一言いちげんに、ぼんやりした自分の頭が、相手の声に映ってちらりと姿を現わしたような気がしたので、ついその刺激に応じて見たくなった。 夏目漱石『彼岸過迄』より引用
  • 敬太郎は始めからただ先方のいう事をふんふん聞くだけにして、こちらでは喋舌しゃべらないつもりに、腹の中できめてかかったのであるが、婆さんのこの一言いちげんに、ぼんやりした自分の頭が、相手の声に映ってちらりと姿を現わしたような気がしたので、ついその刺戟しげきに応じて見たくなった。 夏目漱石『彼岸過迄』より引用
  • あなたがもし先方のいうことを承知なさらないとすれば、先方じゃ旅券の査証も承知しないでしょうし、まかりまちがえばどんなひどい目にあわされないとも限りますまい。 呉承恩/檀一雄訳『西遊記(下)』より引用
  • 先方も詳しいことを話してくれませんし、私もそのままいて調べるということもせず、なにしろ子供が少なくてさびしいものですから、先方のいうまま引き取りました。 田辺聖子『新源氏物語』より引用
  • で、まあ、今晩、南の小料理屋で仲直りということになったんやが、先方のいうのには、最初に口を利いてもろうたんが清はんと喜ィさんやねよって、ぜひとも、二人にその場に坐ってもろうて、盃をもってもらいたい、といいよるのや。 笑福亭松鶴『上方落語100選(4)』より引用